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スタッフ見聞録

2018年 4/10-17(6泊8日)
セブンシスターズ、中部ノルウェー&オスロ再発見

オンダルスネス

rauma
トロンハイムからダンボス駅まで3時間半強。途中、スキー場を幾つか通りました。
ダンボスではオンダルスネスまでの1時間20分を結ぶラウマ鉄道が待機しています。
オスロから来るとすぐ接続ですがトロンハイムから来ると1時間空きます。
トロンハイム寄りの坂道を降りていくとすぐ町に出てスーパーやカフェなどがありますよ。
rauma
ラウマ鉄道は車両が少なく、夏はもちろんこの季節でも満杯。
写真が撮りたいのに自分の席の窓が汚く、移動したくても隣に人が来てしまったので身動きできずに困りました。
これじゃあかんと席を立って隣の車両へ行ってみると、なんとガラすきではありませんか。
どういうコントロールしてるんだ、と思いつつ空いている席に座って写真を撮り続けました。
よく見たら、ペット連れの専用シートでした。
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ゲイランゲルフィヨルドの観光ルートになっているラウマ鉄道。
ゲイランゲルへは道が険しいため夏しか行けないのですが、ラウマ鉄道もオンダルスネスからオーレスンへのバスも年間を通じて運行しています。
このエリア最大の魅力だと私は思う山岳美は充分に堪能することができます。
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後半、オンダルスネスが近づくにつれ車窓に収まりきらない岩の壁が続きます。
上の方のギザギザに見とれます。
乗客は観光というよりスキーか何かが目的のノルウェー人が多く、窓の前に立ったまま写真をバシバシ撮っているのは私くらいでした。
rauma
海抜ゼロくらいまで下ってきました。
目を見張る山容が見えてきたらもうオンダルスネス。
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オンダルスネス到着。
視界の開けた駅前からは山が幾つも見え、反対側はフィヨルドの詰んだところで、夏には大型クルーズシップも入ってきます。
今日はこのホテルに泊まります。
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線路の反対側にそびえるのがNesakslaと言う山(715m)。
今日はここに登るんデスが・・・。
雪あるじゃん。
一抹の不安がよぎる。
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登山口はホテルの近く。
残雪の量と装備について事前にホテルに尋ねておいたのですが、4月半ばなら通常は雪はないってことでした。
半信半疑で来たけどやっぱしか。
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部屋からの眺め。
メインのフィヨルド側と山側とどっちの部屋がいいか聞かれたので、山側にしました。
フィヨルド側が人気だそうですが、ここは絶対山側。
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別のフィヨルドも見えるし。
こっちで正解。
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ちなみにこっちがフィヨルド側。
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さて体調いまいちだけど行くか。
今回移動中も常備していたのは100%グレープフルーツジュースの1リットルボトル、生のブルーベリー、WASA。
何しろ初日がきつかったんで、ビタミンCとポリフェノール強化です。
この3つは日本のコンビニじゃ買えない。
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登山口です。
この時点では色々な地名が書いてある。
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残雪は麓から結構あった。
トレッキングポールがなければこの時点でもうきびしかったかも。
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それでも下の方は随所に地面や岩が見えていたのでなんとか登って行けたのですが、だんだん一面が雪で埋もれていく・・・。
もうこの辺り、一歩一歩が必死。
andalsnes
ちょっとずれると膝までずぼっとはまるんです。
これ結構あぶない。
地元の若いカップルが犬を連れてポールもナシで楽しそうに登って行く。
andalsnes
標識が全然わかんない。
下にはあんなに書いてあったのに。
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途中ちらちら見える景色は最高なんですが。
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こけたり滑ったりを繰り返し、根性で1時間ほど登ります。
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最後の急登の下まで来ました。
あれあれ。あそこに行きたいんだよねー。
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しかしこの傾斜でつかまるものも無く、何度かルートを見つけようとしましたが、さすがに危険なので断念。
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登山者が下山中の滑落で命を落としたりするのが実感として想像できる。
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下るほうが難しいってこういうことか。
これはもう滑るしかないね。
幸い防水のオーバーパンツをはいていたので、人間そりと化してぶちぶちと細切れに滑りながら下る。
これ正解でした。
そしてたまたま誰とも会わなくてよかったw。
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ああ何とか生きて帰れた。
ふらふらになりながらホテルの前まで来たとき、マネージャーらしき女性が声をかけてきた。
雪が多すぎて上まで行けなかったいけなかったと言うと、レセプションでクランポンを貸りられるわよ、だって。
今言うなー。
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この辺りでは(トロンハイム県)このビールがメイン。
すっきり飲みやすいです。
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翌朝の風景。
山はやはり朝と夕が美しい。
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7時半発のバスに乗るため駅前に来ました。
例によってなんか変なもんが建っています。
これは何をイメージしているのかなあ。中はビジターセンターやカフェになっているようです。
hurtigruten
今日はこのバスでまずモルデへ向かいます。
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1時間の道のりはずっと美しい景色を見ながら。
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フィヨルドの対岸から見たオンダルスネス。
いやーここからもまた美しい。
登山のリベンジにまた来ることになるでしょう。


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