今日は今までで一番よい天気です。
まさにハイキング日和！
非常にラッキーです。

朝食は特に普通ですがパンケーキが◎。
ハイキングに行くので、ランチ用にサンドイッチを作ってもよいかと尋ねたら快くOKでした。

コースについて尋ねたかったのですが詳しい人がおらず、昨日から泊まっていたドイツ人の小グループのツアーリーダーによれば、緑色のポールに沿って行くのがお勧めヨ、とのこと。
予算の関係でハイキングマップもないとのことで、ネットでダウンロードした地図をフロントでプリントしてもらい、とにかく出発。

その前に地熱発電所の方へ行ってみました。
しかし車道を歩くので遠い・・・。
向かって左側に川があり、足湯を楽しむことができますが、場所により沸騰していたりするのでよく温度を確認しないと危ないです。

しかしなぜ車道はこうも疲れるのでしょうか。
ホテルに戻るのは遠すぎ、途中の道路から適当にトレイルへ入りました。

ここらへんもきれいに紅葉しています。

緑のポールに沿って歩きます。
あまり人が歩いた跡が感じられず、苔を踏まずに歩くのが大変。
ポールがないとトレイル自体が分からなくなります。
しかし終始視界が開けているので、迷うということはないでしょう。

漠然と登って行き、振り返ると・・。
昨日少し登った、ホテル前からの道とつながっているようです。
シンクヴァトラ湖が青くきれいです。

登るにつれて視界がどんどん大きくなっていきます。
地熱発電所の煙がダイナミックに見えてきました。
雪景色の中でもうもうと煙を上げる写真をよく見ますが、苔越しもなかなか。

登りきると、一旦車道に出ます。
右に写っているパイプラインはレイキャヴィーク迄ずっと続いています。

ビューポイントです。
左方向はシンクヴァトラ湖。

下を見ると地熱発電所

これ、よく見ると吸い殻入れでした。
自分でも煙を吐きたくなったら！って感じかな。

道路から少し歩いて入って行くと、もう一つのさらに立派な展望地が。
ここからの眺めは雄大でした。逆光も合ってる。
ゴジラとか、いそう。

時と場合により、ここまで来て引き返してもいいと思います。
ヘンギットルのハイキングトレイルは沢山ありますが、大枠ではここが大きな分かれ道になります。

ここから発電所の背後へ周りこんで向かい側の山に沿って戻るか、或いは道路の反対側の山を越えて湖の西側方向へ下るか。
前者の場合は終始、発電所とその向こうの湖を望む見晴のよいトレイル。
歩くルートも眺めもここから大体読めます。

悩んだ末、どんな眺めが展開するのか読めない方へ。
車道を渡ってしばし行くと、例の梯子がありました。
前回のハイキングでもよく出くわした、羊が柵を越えないように配慮した人間用の渡し梯子です。

近くにここはどこマップも。
これがあると、今どこにいるかが一目瞭然です。

丘陵を登って行くと、さらに視界がよくなります。
広々した草原ですが、羊の姿はありません。
今回もまた誰にも会いませんでした。羊一匹すらも。
広い世界にたった一人になりたい方は、アイスランドのハイキングを！

頂上付近には意味ありげな岩。
風を避けられるように斜めに立っています。
この岩陰で夏の羊たちはまどろむのでしょうね。

この山を越えようとしています。

発電所の眺めもこれが最後でしょう。

ここでまた例のマップ発見。
アイスランド語しか書いてないのですが、右上の数字がマップ上のトレイルを意味しているようです。

さて山の反対側へ周ります。
ここからは未知の世界です。
結構急な斜面を下ります。

発電所とは反対側の風景です。
あちら側に比べると緑が少なく、岩がより険しい感じです。
しかしなかなか見ごたえがあります。

岩と苔と火山灰が独特の世界です。
動物の気配がないこともあり、別の天体に来たようです。

山の途中なのに、真っ平らな地の底っぽい地面がフシギ。
岩の向こうから、宇宙服を来た人が出て来そうでした。

ここいらでまた分岐点。
右方向へ行くとホテルへ戻れそうです。

今度は青いポールに沿って行きます。
緑より少しラフなトレイルのようです。

この辺りの色彩も、紅葉とは違う魅力で独特でした。

しばらく行くと、再び視界がぱっと開けます。

終始見晴しのよい斜面を下り始めます。
日当たりの関係でしょうか。また植生が変わります。

苔から灌木へ、下るにつれて紅葉がきれいになってきます。

大変カラフルで、温かみのある光景です。

今しばし、秋景色の中で彷徨いたい。

足元にも、時々ハッとするほどきれいなものが。

キモノの柄みたい

見覚えある風景。
ホテル・ヘンギットルに到着。

今日のディナーはカモの赤ワイン煮。

デザートはチョコレートケーキ。
ポピュラーなデザートメニューで、比較的はずれがないです。
添えられた甘みの無いクリームもよく合います。