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スタッフ見聞録

2011.9/28-10/08☆
圧巻!秋のアイスランド

ゴールデンサークル秋景色

朝食は夜、バーとしてオープンする店で。
07:30からですが少し席数が少なめなので、早めに行った方がよいです。
08:00にアイスランドエクスカーションの送迎車が来ました。
同方面からの送迎は私一人でした。レイキャヴィークまでは東名高速のようなハイウエイが通じています。
途中の秋景色もきれいでした!
バスでも20分程度で行き来できるモスフェルスバイルは、通勤にも便利なベッドタウンというところでしょう。
アイスランド・エクスカーション社に到着。ここで一旦降ります。
入ってすぐのこのカウンターで、バウチャーを出してチケットに換えました。
ツアー本体のバスに乗って出発です。
今日のバスは中型。お客さんは15人くらいでした。
今日は英語+フランス語の日だったようで、ガイドは英語で話した後フランス語でも説明します。カナダみたい・・。英語は毎日ですが月曜は+フランス語、金曜は+スカンジナビア系、土曜は+ドイツ語となっています。
雨の中を出発、最初のストップは湖を望む地熱地帯、ネーシャヴェトリルのビューポイント。
湖方向はホワイトアウトしており、その時は何が何だかわからなかったのですが、後で写真を見て、翌日のハイキングでも行った気がします。
この後バスはアイスランド最大の天然湖、シンクヴァトラヴァトンに沿った道路を緩やかに下り、湖の北岸へ向かいます。
今こそがアイスランドのベストシーズンです」
ガイドはこの風景の前で誇らしげに語り、誰もが頷きため息をもらします。
白い建物は一般には解放されていない、特別な場合のみ利用する宿泊施設だそうです。
写真上のビュースポットの前にきれいなギフトショップがあるのですが、トイレが有料なので、近くの無料休憩所でトイレストップがありました。
広いトイレがありホット・コールドドリンク、スナック、ちょっとしたお土産や地図等が買えます。
寒いときはここでホットチョコレートなど飲むと温まります。
前は広いパーキングになっています。
見晴しもよく夏は外も気持ちよさそうです。
さてシンクヴェトリル国立公園の最も重要な場所へ向かいます。
パーキングから橋を渡ってこんな感じで歩いて行きます。
右にバスが写っていますね。
名高いアルマンナ・ギャウ。
通常は先ほどのビューポイントからここまで歩いてくるはずですが、今回は歩き始めの所が工事中で通れませんでした。
ちょっと希少な紅葉のギャウ。
1944年6月17日、アイスランド共和国の誕生はここで祝されました。
この背後に大きな溶岩の壁があり、国旗を掲揚する白いポールが建っています。
西暦930年にこの辺りで行われた全島集会(アルシング)はアイスランドが誇る、人類初の民主議会とされています。それゆえにシンクヴェトリル国立公園は、世界文化遺産に指定されたのです。
それにしても・・・2つのプレートが出合う場所とは知らなかった(多分)、当時の人々がこの場所を選んだのは偶然だったのでしょうか。
ここからパーキングへの道はボードウォークが整備されています。
途中の秋景色も大変素晴らしいものでした。
ビューポイントから見えるシンクヴェトリル教会と例の白い建物が見えます。近いように見えますが歩くと結構かかるそうです。
途中、幾つか橋を渡ります。
橋の手すりにはこんなサインが。
(ここでは)コインを投げないでね!と言っています。
コインを(もし)投げるならここです。
これこそが2大陸の割れ目。
ここで投げたコインが底に着くまで見届けられたら、願いが叶うという言い伝えがあるそうです(水は非常に澄んでいますが深いです)。
確かに他の橋の上からでは、浅すぎて意味ないかも。
ここの紅葉もまた見事でした。
さて次はグトルフォス!
夏に比べ、水しぶきは少なめでした。
以前は時間がなくて行けなかった、上の方の展望地へ行ってみます。
上の方は草地になっており、壮大な眺めが展開します。
一番高い位置にある展望地から見たところ。
風が穏やかな日、何か持って行ってここで食べるのもよいかもですね。
有名なグトルフォスのアイスランディック・スープ。
味は他の店と同じ、シンプルでやさしい塩味。
クリームを使わない、どなたにも好まれるスープです。
ガイドはここのスープがナンバーワンと言いますが、その理由は・・・。
それは何と言っても具の多さです。
羊の肉の塊・ニンジン・キャベツ・タマネギ・セロリ・ポテト・・・等がごろんごろん入っていて、まさに食べるスープです。他で食べても同様のものは入っていますが、量が圧倒的に違います。
肉が好きでシンプルな調理法を好む方には最高の一品。
ちなみにここのレストランは客席が多くゆったりしていますが、メニューはサンドやサラダの他は温かいものと言えばこのスープくらい。
なので殆どの人がこのスープをここでオーダーします。
次はゲイシールです。グトルフォスからとても近いのですが、全く異なる景観が楽しめます。
ここの秋景色はとても個性的でした。
ボワッ。
リトル・ゲイシール。
この色合いと白い煙が非常に独特。
夏に来たときは間欠泉にばかり気をとられていましたが、今回は周囲の色合いに見とれました。
このツアーではグトルフォス又はこのゲイシールでランチ休憩となります。
ここのショップも充実しています。
この辺りもずーっつと秋景色が続きます。
ツアー客の誰かが、アイスランディック・ホースを撮りたいとリクエストしたようです。
その要望に応え、エキストラ・ストップがありました。
警戒してか、皆さんこちらを向いて総立ちですが逃げる様子もなく、それぞれ納得のいくまで撮影ができたようでした。
2つ目のエキストラ・ストップはファクシーという滝。
サーモンリバーとして知られ、左にフィッシュラダーが写っています。
落差はありませんが「馬のタテガミ」を意味し、優雅な印象の滝です。
展望地から羊を追いこむ囲いも見えます。
赤くなる木が多いようで紅葉が大変きれいでした。
最後の正規のストップになる、スカルフォルト。
ここは歴史を知らないと「?」な感じのスポットです。11世紀から18世紀の終わりまで、アイスランドの政治・文化・宗教の中心がここにあり、1797年以降はレイキャヴィークへ移ったそうです。
絵と現実の季節が重なってだまし絵みたいな効果に。
3つ目のエキストラ・ストップはケリズ。
ここは以前ツアーに含まれていたのですが、土地の所有者がツアー客のマナーの悪さに怒り、それ以後数年間行けなくなっていました。
写真から想像したものより小さく、水量も少ない気がしました。
しかしこの色合いはインパクトがありました。
今後再び正規の鑑賞地となるのかは分かりません。
さてこの後、ツアーはクヴェラゲルジで休憩してレイキャヴィークへ戻るのですが、ヘンギットルへ行く場合は途中で降りてホテルからの送迎車に乗り換えることになります。
その場所はいつもここと決まっている訳ではないとのことですが、冬は大抵ここだそうです。
コンビニとトイレのある、Thrastalundurという場所で、セルフォスに向かうルート35の沿道にあります。
上の写真の場所から30kmくらいでしょうか。
丈の低い灌木の紅葉で覆われた丘陵地帯を走り、ホテル・ヘンギットルへ。
月曜のせいか、閑散としていました。
土日を中心に混むそうです。
レセプションと奥にあるバー&ラウンジ。
階下にはジムと屋外のホットタブがあります。
売店や自販機は無いので、ドリンクやスナック類は買って行った方がよいでしょう。ドリンクはバーでも買えますが、人がいない場合があるので。
部屋は北東角のオーロラハントには最高の位置。
バスルームは一瞬バスタブと見間違えましたが、シャワールームの溝が深い作りで使いやすいです。
北側の窓からの眺め。
この窓からオーロラが発見できるでしょう。
この部屋の隣にはパブリックスペースのバルコニーがあります。
ガラス張りのこのスペースはオーロラハントに最適です。
日本のゲストには基本的に北側を充ててくれるそうですが、もし部屋からオーロラハントが難しそうだったら、このスペースを利用しましょう。
夕食前のひと時、ホテルの前というか後ろというか・・・の山に少し登ってみました。ホテルの真ん前に登り口があります。
沢山あるトレイルの一つです。時々設置されている道しるべと、例によって黄色のポールが目印。
上の色が緑と赤に分かれていて、緑が比較的整備されたトレイル、赤が少しラフなトレイルということです。
それにしてもこの微妙な、温かみのある色合いの美しさ。
訪れる土地によって秋景色もそれぞれ一様ではなく、新しい場所に来るたびに新鮮な感動があります。
辺りは苔がびっしり生えていますが、ランドマンナロイガルやラキ等のように苔一色ではありません。
苔の中に点在するように生えている真っ赤な葉が目にも鮮やか。
京都のお寺などにこんな風景がありそうな。
ホテルからちょっと登っただけですが、すごくカラフルで目移りしました。
足元に集中できないので要注意。
明日のハイキングが楽しみです。
コーヒー・紅茶はセルフで飲めるように用意されています。
その他のドリンクは別料金。水はタダです。
今日の前菜はなんと、クジラのカルパッチョ。
ミンククジラだそうです。
味付けは酢がちょっときつかった・・・。
車の中で、日本のグループは何を出せば喜んで食べてくれるか?と聞かれて、年配の方はやはり魚かなあ、味付けはクリームとか使わずにね。付け合せにライス?いいんじゃないですか。でもバターとか使わずにね。魚の味付けがショウユだったらライスは何も味付けしないで白いままがいいかもね・・・。とか何とか言ったと思いますが、そのまんまで出てきました・・・。
別に私はいいんだけど、アイスランド風で。
写真からも分かると思いますが、炊き方が柔らかすぎるのがちと・・・。
デザートは結構すごいです。
今夜はティラミスのタワー。
夕食はホテルで食べる以外に方法がないので、予め手配しておくことをお勧めします。

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