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スタッフ見聞録

2011.3/30-4/08☆
沿岸急行船最北部とアビスコ&ロフォーテン


ロフォーテン

ナルヴィーク駅に着いたら、バスステーションまでダッシュしなければなりません 。
雨のナルヴィーク駅、タクシーの数が少なく、一歩のところで乗りそこね・・・。
道を聞きながら小走りで10~15分だと思います。何とか間に合いました。
バスターミナルはAMFIというショッピングセンターの裏手にあります。
AMFIの脇に下りる階段があるのでそこを下る写真左のところへ出ます。
一番奥がロフォーテン行きの乗り場でした。
このバスがお客が少なく、最初から空いていました。
スヴォルヴァーまで約4時間、運賃は確か240クローナくらい。
この間も終始よい景色でした。
トロムソ⇒ナルヴィーク間に似た内陸の風景の後、ロフォーテン諸島に差し掛かった頃に青空が広がり、素晴らしい風景が続きました。
結局スヴォルヴァーまで行ったのは私1人でした。
スヴォルヴァーに着いたのは午後1時半頃。どんよりした天気です。
降りたのはバスターミナル・・というよりは単にスペースがあるからバスを発着させている、という感じの場所です。
右のガラスの三角の建物が目印です。左のビルが新しくできたトーンホテル。
ガラスの三角の中は通り抜けられます。
今ひとつここが何かは不明でしたが、中にはこんなマップがあったり。
トイレもありました。
三角を出たところが沿岸急行船が毎日停泊する港。
ここからホテルが見えています(真ん中の赤い建物)。
港に沿って歩いて来て振り返ると・・・。
右のビルがトーンホテル。
窓向きにもよりますがおそらく最も眺めがよいのでは。
桟橋を歩いて行った先にあるリカホテル。
ロルブーのイメージで作られ、1Fはバルコニーの下が海になっています。
桟橋を歩いて行った先にあるリカホテル。
ロルブーのイメージで作られ、1Fはバルコニーの下が海になっています。
昔からあるホテルでスタッフも要領を得ている感じです。バーのビールも美味しい。
海にせり出したガラス張りのレストランは何と言っても雰囲気がよいです。
キャッシュが足らなくなったのでショッピングセンターへ。
スーパーの前でお喋りしていた地元のおばちゃんにATMはどこと聞くと通じず、説明すると口をそろえて"MiniBank!"と・・。
営業時間はどこでも共通でこういう書き方です。
平日が10:00-19:00、土曜は16:00までという意味です。
この書き方だと日曜は休み。
一番上の真ん中に"MiniBank"のサインがあります。このサインがあるところで現金が入手できます(クレジットカードのピンコードが必要です)。
ショッピングセンターの中でランチ。
ティーンエイジャーが目立ちました。
それにしてもこの国はどこで何を食べても自然に口に合います。
住宅地を歩いているとどの街角からもちらりと山が見えます。
しかしここは天気によってかなり印象が変わるかもしれません。
港に面した広場。
ようやく雨がやんだようです。
天気予報によれば明日だけが晴。
朝からめいっぱい動こうと思います。
今日のみ晴れるということで一気にレイネ行きのバスに乗ります。
数名の乗客は近郊の住宅地で皆降りてしまい、大型バスにひとり。
ハイウエイE10に出ると、まもなく絶景の始まり。
大きなフロントガラスに広がった世界は信じられないほどの美しさでした。
バスの窓ごしですが撮らずにはいられません。
時々ガラスの反射が写っていますがご容赦を。
いずれにせよ表現の限界を感じつつ掲載します
目に映る全てが美しい、スヴォルヴァーからレクネスの1時間。
夢中で過ぎていきました。
レクネスは少し内陸に入った平地に開けた町です。
見晴らしよく、町からも山が見えています。
バスはレクネスで乗り換えはなく、このまま終点のオーまで行きます。
レクネスからレイネまでもまた、素晴らしい風景の連続です。
山がより近く、切り立っているかもしれません。
このバスも乗客は一人です。ええかなこの路線・・・。
そしてレイネに着く頃に、怪しげな空模様に・・・
なんで・・・・。
明日は雨とのことで写真を撮りに来たのに・・・涙。
泊まるのは明日なんだけど・・・とレイネの宿を訪ねると、あいにくランチは食べられないけど明日のディナーは用意してくれるとのこと。
冬季は基本的には朝食以外はキッチンを開けないそうで、事前予約する必要があります。
バスはこのコンビニ?の前に停まります。
ロルブーで食べない場合はここが唯一の食料調達場所。
各種スナック、ドリンク、サンド・バーガー・マフィンなどがあります。
ここでバーガーとマフィンを食べた。
何でもないバーガーの美味しかったこと。
パンが圧倒的に美味しく、ケチャップを使わず上品に味付けしてありました。
曇ったままのレイネを後に、レクネスへ。
バス乗り場(スヴォルヴァーに比べるとよほどバス乗り場らしい)の背後に見えている建物の一角にタクシーオフィスがあります。
乗り場を背にして左方向の駐車場の前です。
タクシーに乗る前に食料などを買いたい場合は、バス停の向かいの通りの左方向すぐにショッピングセンターがあります。
ここの中に入って声をかければ誰か出てきます。
ここからモッツンドまでタクシーで10-15分、行きは195だったので200の紙幣を渡して降りようとすると、きっちり5クローネ返してきました。
基本的にチップの習慣がないので楽です。
モッツンドのスタットレス・ロルブーセンター。
これがレセプション&レストラン(2F)です。
レセプション付近から宿泊施設が見渡せます
こんな感じで建っています。
一戸ごとのロルブーには広々したキッチン&リビングがあります。
調味料・食材以外全てそろっています。
レクネスで食料を調達してここで自炊するのもよいです。
オーロラハントで夜中まで起きている時等も何かと便利です。
TVとラジオはありました。
今回の旅行中、唯一ネットが使えませんでした。
モッツンドにははっきり言って特に何もありません。
日中は読書や書き物、バスやタクシー(冬季も時間は限られますがレクネス行きのバスはあります)でレイネやレクネスなどあちこち出かけるなどして過ごすのがよいでしょう。
キッチン&リビングと別に幾つかのベッドルームがあります。
各ベッドルームの中にプライベートのバスルームがあります。
ベッドは小さいですが中はとてもきれいです。
バスルーム。
右側がガラスで仕切られたシャワーブース。
夕食をとりにレセプション棟へ。
ロルブーから少し坂を上っていく感じになります。
レストランは裏側から入って2階へ上がります。
途中、道端で何やら落ちているのを発見。
なんとサカナの頭でした。
レストランは2Fで窓が広く、眺めがよいです。
夕食時にオーロラを発見することもあるでしょう。
この日はドイツからグループが来ていました。
おかみのベンケさんはドイツ語ぺらぺら。
ビールは色々試しましたがこのNorlandiaPilsは軽めが好きな方には最適。
きめが細かくすっきりと飲みやすかったです。
グループがあったせいか、前菜以外はバッフェスタイルでした。
メインはサーモンとポーク。いずれも上品な味付けでした。
隣接する広いキッチンとテーブルを行き来し、料理を足したりお客さんの様子を見たり声をかけたり、このロルブーがベンケさんを中心に動いているのが分かります。
予報どおりの雨。
昼過ぎのバスで着くと、シェフがカプチーノを振舞ってくれました。
悪天でも山が近いので迫力ある風景は楽しめます。
山と海とロルブーがどこよりも近くに一体となっているのがレイネ。
沢山のコテージが海に向かって建ち並びます。
今回宿泊するのは"Niel"という名前のコテージ。
外観は普通のロルブーですが、中へ入って驚きました。
扉を開けた途端、ワンクラス上な雰囲気が分かります。
リビングの窓からは美しいレイネの風景がよく見えます。
この時点でもう幸せな気分に!
そしてこのロルブーはネットも使える!
寝室も素敵でした。
キッチン&リビング、この寝室、2段ベッドが置かれた小さな寝室がもう一つ。
3つの部屋に加え各室を結ぶ広々した玄関兼廊下とバスルームがあります。
そしてどの部屋も素敵で神経が行き届いています。
キッチンがあり、器具が一通り揃っています。
半自炊もいいかもです。
今度はぜひ連泊したいものです。
素朴さと高級感があるバスルーム。
シャワーブースも素敵です。
レストランはレセプションの奥。
木の香りがする、こじんまりした感じのよい空間です。
シェフは昨日出迎えてくれたオランダから移り住んだという女性。

誠実な人柄が伝わってくる人でした。ここは世界で一番美しいと言ったら、彼女は北海道が一番だと・・・。
ここでもビールはNorlandiaPils。
サーモンとアークティック・チャー(北極イワナ)のスモーク、赤いのは寿司ネタにもあるトビウオの卵かと思うのですが・・・。
キノコ型のパンもお手製。非常に美味でした。
メインはハリブート。
カレイ科の魚で日本ではオヒョウと呼ばれます。
グリーンランドや極北地方一帯でよく食べられるサカナです。
柔らかな白身でくせがなく、何にでも合います。
デザートで使われているのは地元で採れるベリー。
極北でしか育たないそうです。
爽やかな酸味がありました。
夜景キレイネ・・・。
部屋から撮った写真です。
悪天にも関わらず豊かな時間が過ごせたのはこのロルブーのおかげ。
また戻って来たいと思います。ノルウェー最後の夜。雨でも美しいレイネでした。

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