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スタッフ見聞録

2010.7/9-7/17☆
スイスアルプス・ハイキング

ハイキングその4
ツェルマット⇒エーデルワイス⇒トリフト⇒アーデン⇒ツムット⇒ツェルマット

今回最も楽しみにしていたロングコースを歩きます。

幸い天気はよさそう。



わーい

ちょうどよく朝の山羊の行進に出くわしました。

先頭を行くのはペーターさんか・・。
_




よく見ると、なんてオシャレで高級感ある山羊さん達なのでしょうか

選抜された美形の子だけがこの行進に加われるのか・・・。



スイスアルプスの山歩きの特徴はとにかく山岳交通が発達していて、簡単に山頂や山腹へ上がれること、従って下り中心のハイキングが楽しめること。

そんな中で数少ない例外が今日のコース。
ケーブルカーもゴンドラも登山電車も無い。
自分の足で登るしかないコースなのです。







なので今日だけは乗り物に乗りません。

登り口はメインストリーから駅を背にして右へ。

よく分からなかったので適当に小道に入って行くとEdelweissの標識がありました。


樹林帯の中を登って行きます。

右手に見下ろすツェルマットの町が次第に小さくなり、ヴァリス山群の山並みが徐々に近づいて来ます。




30-40分くらい登って、エーデルワイスが見えてきました。

超絶壁。殆ど要塞です。



この辺りはややきつい登りです。

そういえば今回初めての登り。



下から1時間弱で到着。

ここはホテル兼レストランです。

ランチには早いですが、飲み物を買って一休みするにはちょうどよい場所です。


しばし花の多い気持ちよい小道を歩きます。

軽いアップダウンの軽快な道。



そしてまた登りが始まります。

見上げるような岩山、水が勢いよく流れ落ちています。



振り返るとツェルマットの町が見えます。



あの山の麓かなあ。

人一人が通れるくらいの乾いた道は、ネパールのトレッキングを思わせます。

このルートでは何組かのハイカーと出会いました。



エーデルワイスから1時間15分、トリフトヒュッテに着きました・・!

なんかいい雰囲気です、ここ。



既にレストランは8割くらい人埋まっています。

山岳ガイドっぽいおじさんがキビキビと愛想よく仕切っていました。

「何語を話す?フランス語?ドイツ語?英語?」

多分この人みんなできるんだろうな。




これからさらなる登りが待っています。

少し早いけどここでランチをとります。

え、飲むの?

カナディアンはストイックです。いいじゃん一杯くらい。




スープと何かをを2人でシェアするパターンは常に正解。

ここでは目玉焼き付ロシュティにしてみました。

こういうところの食事は美味しいのですがそれを差し引いても美味しい。




そしておじさんお勧めのアップルパイは超絶美味・・・!

甘さが極限まで押えてあって、ナチュラルなリンゴに限りなく近いんです。

軽い食感なので見た目大きくてもぺろりと食べれちゃいます。

これを食べに下から登って来るっていうのもいいかもです。



またこのアップルパイを食べに来ようと誓いつつ、出発。

ヒュッテの目の前に広がるアルプを通り、ジグザグに登る道を目指します。

この道の向こうに何が見えるのか・・・。



しばらく登って振り返るヒュッテ。

しかしすごいロケーション。

ぜひ今度はここに泊まりたいものです。



こんな感じの登りを約1時間。

風が強いとちとやばそう。



そして登りきると・・・広々した草地。2,655mのピークです。

風は強いものの眺めはもちろん素晴らしいです。

ここまで来て初めて巨大なマッターホルンが見えるかどうか、というのもこのコースの面白いところです。

ここで13:30くらい。



マッターホルンが同じ目線にいる・・・。ああ雲が惜しい・・・。

やはりもっと早くここに着かないといけないのかも。

やはりトリフトに泊まるべきでしょうか。
或いは7時くらいに出てまずここまで来て、下ってトリフトヒュッテでランチ。そして来た道を下るのがベストです。今思えば・・・。



それでも大迫力です。豪快な景観の中を歩き出します。

ここからはアップダウンのある縦走コース。

比較的平坦な広い草地に、羊も放牧されています。



左手に開ける視界。

あそこまで下るんだなーというのが見えてきます。

これが長い・・・。



再び月面っぽい不毛な感じの風景が近づいてきます。



滝。

だいぶ下ってきました。



折り返してツェルマット方向に向かいます。
こんな感じの道を延々と行きます。

この辺りからやや単調。



ツムットの村。

すでに夕方6時です。

ヒュッテから登ったピークから約4時間歩き続けています。

この辺で何かの駅が欲しいところ・・・。



道幅が広くなり、何となく人里が近づいている感じ。

この辺りから花がすごく多かったです。



樹林帯を出たり入ったり。

この道も長かった・・・。



ツェルマットまでの道は野ばらが特に多く、せめてもの救いでした。

花に興味ないDKははるか彼方をずんずん歩いています。



ツムットから1時間強でツェルマットにたどり着き、昨日と同じ駅前のレストランへ駆け込んだのでした・・・。

長い1日でした。行動時間は10時間。
トリフトヒュッテのコースはいいです!これはヒュッテから1時間登ったところをゴールとして同じ道を戻るか、エーデルワイスからトリフトを通らないルートで登った後でトリフトへ下るのがよいと思います。トリフトでランチがとれるような時間配分にしたいので、トリフト起点に登るならトリフトへまた下る、同じルートを避けたいならエーデルワイス⇒ピーク⇒トリフトがよいと思います。
体力・体調が不安な方はこのヒュッテで待っていることもできます。ヒュッテから1時間の登りをクリアして初めてマッターホルンに(しかも巨大な)会えるというのも非常に面白いです。
天候などの状況によってはヒュッテで折り返せばよいです。ヒュッテにいるだけでも広々したアルプを取り囲む4,000m級のピークと巨大な氷河などの眺めが素晴らしく、見飽きることは無いでしょう。


いやーよく歩きました・・・。

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