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スタッフ見聞録

2011.6/20-6/30☆
フィヨルドマスター!ノルウェー
トロールスティーゲン
ゲイランゲルへの峠道~トロルスティーゲン上空のカモメ。こんな山の上だけど、海は近いんですね。


トロンハイムからゲイランゲルへ1~
古都トロンハイム





今回宿泊した、オーガスティンというホテル。

立地は本当に最高。

石畳の広い並木道の角に面し、繁華街なのですがゆったりした感じです。

周囲の雰囲気も良いし、スタンダードホテルでよければお勧めです。



立地だけでなく部屋もきれいで言うことなしでした。

少しレトロな雰囲気があって大変居心地がよかったです

ちなみに、部屋の設備についてですが、ドライヤーは大抵ありますが、湯沸しポットはホテルのクラスに関わらず、殆どのホテルに付いていません。その代わりスタンダードクラスのホテルでも、1Fのロビー付近やレストラン付近に、24時間利用可能な無料のコーヒーマシンがあります(紅茶もOK)。お部屋でお湯を沸かしたい方は日本からトラベル用のポットをお持ち頂く必要があります。




朝食は1Fの明るく広い部屋で。
広々とした通りが見渡せてゆったりした朝食が楽しめます

←手前のチューブは"Kaviar"と書いてあって、キャビアつまり魚の卵のペーストです。タラコペーストみたいな味で、日本人には抵抗ない味だと思います。あの黒いキャビアではありませんのでお間違いなく。






昨夜の激しい雨が、重い夏の扉を開いたようです。

ここ数年、北欧では寒い春となかなか来ない夏というパターンが続いていると聞いていましたが・・。


街が動き出す前、朝食前のひと時に中心地を歩いてみました。

かつて首都として栄えた古都、トロンハイム。

雰囲気ある街並みです。

郵便局。

ここにもくすんだ緑が使われています。

街のシンボルカラー?



ドラゴンが明かりを支えてるのです!

今度は明かりが点くころ行って写真を撮らねば。

緑と言えば、バスも緑。

この色の市バスがやたら多くウロウロしていました。

街の規模を考えると、こんなにバス要るの・・・?というくらい。

でもこれくらい落ち着いた色合いだと目にうるさくなく、渋い街並みに溶け込んでいる感じ。



有名なニーダロス大聖堂に入ってみます。



朝から強烈な日差しが当たっています。

写真撮るなら夕方の方がよいかもです。



周り込んだ西側が大聖堂正面です。

夕日を浴びた写真が撮りたいものです。



非常に繊細な彫刻が施されています。

向かい側には美術館があります。



裏の方へ歩いて行くと、美しい芝生が広がるガーデン。

大きく育った何種類ものライラックが咲き誇っていました。

川の対岸に広がる住宅地。

朝日を浴びた緑が眩しいばかりでした。

川沿いの遊歩道は、時間があればぜひ歩いてみてください。

リバーサイドのガーデンに面した教会の裏側は、美しいセメタリー。

木立が直射日光を遮って、柔らかな光が降り注いでいます。

季節の花が墓標に寄り添うように植えられています。

半日陰を好む繊細な花は和風の庭にも似合う、オダマキ。



自然な美しさを見事に引き出した植栽に、しばし釘づけ。

管理している人の心が伝わるような空間でした。





ちょうど花の盛りで、街の中にも花が沢山。

キングサリは盛りを過ぎた頃でしたが、例年は6月上旬くらいがピークなのかもです。

街路樹で大木に育っていたこの花は、見たことがありますが名前が分からない・・・
ご存知の方教えてください。

教会前の石畳の通りで見かけた、ミュージアム・ショップ。

古都トロンハイムは絵になる風景が沢山ある街でした。


トロンハイムからゲイランゲルへ2~
ラウマ鉄道とオンダルスネス





歩いて鉄道駅へ。

小ぶりのハーバーに面した、とてもキレイな駅です。





トロンハイムからダンボスへは、トロンハイム発08:05のオスロ行に乗ります。

今日のオスロ行は満席とのこと。




車両一杯分くらいのイギリスからのグループがいました。
添乗員らしき男性があれやこれやと忙しそうで、やることは日本のツアーと同じだなあと。

ザワザワしているし何と言っても窓側の席が取れなかったので、カフェテリアへ移動。





カフェテリアにはこういうちょっとした座れるスペースがあります。

窓も広くていいので結局ここで3時間過ごしました。

カフェテリアに来る殆どの人は飲み物とスナック程度を買ってテイクアウトするので、波はありますが比較的静かです。

満杯の座席よりずっとスペースがあってゆったりと過ごせます。

終始こんな感じの美しい景色が続いて、3時間は全然長くありませんでした。

座席指定できるなら右側がいいです。



ゆったりとした時間が流れていて、とてもくつろげました。





残雪が美しい、夏のはじめ。

夏至の頃はやっぱりいいです。

いつもこの時期なのは、エアーが上がるギリギリ手前を狙うからなのですが・・。

11:10ドンボスの駅に到着。

この駅にはトイレと飲み物の自販機くらいしかないので、朝ゴハンはしっかり食べていきましょう。



小高い所にポツンとある駅の周りはこんな感じ。

町が遠いのかな。



既にラウマ鉄道はスタンバイしていました。

扉が開いたので、中に入って待つことに。





この日の車両はわずか2両。
そもそも1時間半の路線だしカフェテリアはありません。

車内には立派なトイレとスナックの自販機のみ。

ラウマ鉄道は12:12発で13:46到着。
ちょうど昼時に当るので、事前にサンドイッチ等持って行くか、オンダルスネス到着後に遅い昼食をとることになります。

オンダルスネスで3時間半あるし最終目的地のゲイランゲル到着が夜8時半ころなので、オンダルスネスで遅い昼食が正解かもしれません。



いつも満席ではないのでしょうが、今日は例のイギリス人グループが同じルートでこの列車に乗るので、パンパンの満席。

車内で写真を撮りたい場合は自分の席では無理があります。

←この、トイレや自販機付近の折り畳みのシート付近を縄張りとして立ったり座ったりしながら左右の窓に移動して撮るしかないです。

そんな風にして撮った幾つかの写真。





緑が眩しい谷と集落と、背後にそびえる山の残雪。



絶好の晴天に恵まれ、美しい風景が広がります。

後半は巨大な岩山がそびえ立ち、視界が限られる車窓からは見るのはなかなか困難です。

これは自販機の前のスペースで体を少し引いて半身折り曲げて何とか撮ったもの。
窓は開かないので完璧な写真はいずれにしても撮れません。

独特のギザギザが印象的。

屏風のような感じで連綿とつながっています。



緑の山が近づいて来たら、もうすぐオンダルスネス。

よい景色は両方に展開しますが、どちらかと言うと左かな。



オンダルスネスに到着。

三角錐の山は標高800mくらいのNesakslaという山。

駅舎内にはコンビニ&ギフトショップ、インフォメーションセンター、トイレ、コインロッカーがあります。

この町で3時間半を過ごすので、コインロッカーを上手に使うことは重要なポイント。予めコインは多めに用意しておきましょう。

駅前がハーバーで、大きなクルーズシップが停まっていました。

バス乗り場もここ。全て駅前に集中しています。

荷物をコインロッカーに入れて、ツーリストインフォメーションで聞いたハイキングコースの視察へ。

ハーバーから町の方へ歩いて左手に折れて橋を渡り、少し登って行ったところに起点があります。

サインが立っているのですぐ分かります

これが登り口。



森の中を比較的ゆるやかに登って行きます。

ところどころに標識があります。

途中、右側にはこんな景色。

それにしてもオンダルスネスがこれほど美しい場所だったとは・・・!


左側はこんな景色。

とても人気のコースのようで、ハイカーと結構すれ違いました。

若い人で一人が多かったかな。

エキササイズにちょうどよいのでしょう。

途中で気づきましたが、これってハイキングっていうか、登山ですね・・・。
標高差800mを3時間以内で登るんですからね・・。

往復3時間弱でくらいで行けるそうなのですが、今はまだ時差ボケもあり体力を温存したいので、途中で引き返しました。

←こうやって見るとよく分かりますが、途中で急に険しくなるんですね。
今回は裾野の辺りを歩いていただけでしたが。

どこからも山が見えて、本当に美しい町です。

港の辺りはとても賑やか。

ファッション系のお店も沢山あります。


トロンハイムからゲイランゲルへ3~
オンダルスネスからゲイランゲルへ




17:15発、バスでゲイランゲルへ向かいます。

乗客はちらほら程度。

大型のハードスーツケースを持ってる(日本人かなあ、確証なし)若い男性が一人いましたが、ずっとバス乗ってる訳じゃない(後でわかる)ので結構しんどそうでした。

こういう旅はとにかく荷物をコンパクトに、軽めに押さえるのが重要。



さて、走り出すといきなり山が素晴らしいです。

これからしばらくの間、山岳風景に見とれながら旅していくことになります。

が、ラウマ鉄道内で見たのと同じ山たちを違う角度から、もっと近くから見ていくことになるので、今思えばラウマ鉄道内では撮影などこだわらずゆったりしていればよかったのかも。
この右の山はウィスラーのブラックタスクを思い出す・・。



緑の美しい風景を後に、険しい山へと向かって行くバス。



いよいよ有数の観光名所、トロルスティーゲン(トロルの梯子)へ。

こういうヘアピンカーブが11か所もある、難所です。

レンタカーではやめましょうね。

世界が一気に変わり、山頂付近に到着。

オンダルスネスから40分くらいでしょうか。



こんなところにいきなりモダンな建物があるのでビックリします。

そしてこんなとこにもカモメが!

豊かな清流に面したビジターセンター内はカフェ、ギフトショップなどが入っています。

バスの停車時間は25分なので、そんなとこ見ているヒマはあまりないかも。





ボードウォークを歩いて谷の方へ。

それにしても水はめちゃくちゃキレイです。



歩きやすいボードウォークが整備され、途中まではバリアフリーです。





ノルウェー人って崖っぷち好き?



この山だけでも充分素晴らしいです。

どうです、このとんがり具合・・・。

トロルはこんなところにいるのでしょう。



この先しばらく山頂付近を走ります。



ベルゲン鉄道のフィンセ辺りのような雰囲気で、素晴らしいのひとことです。

トロルの山を降り、人間界へ戻って来ました。

相変わらず山は素晴らしい。

山を下りきったらValldalという美しい町というか村。





隠れ里みたいな感じ。

湖畔に小さな宿もあったようだけど、こんなところで一泊するのも一興ですねえ。





ここでバス換え。
荷物を持ってバスを降り、フェリーに乗って対岸のLiejeへ向かいます。

フェリーの規模が小さくてバスが乗らないのか、たまたまシフトなどの関係でバスを変えるのか、その辺りは不明ですが。



Liejeに着いたら新しいバスが待っているとのこと。

そういえばチケットは回収されちゃったので、新しいドライバーに見せる物がないけどいいのかな。

まあ何でもいいや・・とにかくこの天気。

こういう渡し船みたいなフェリーが無数にあるのですね。

新しいバスで再び出発。

美しい風景もまた、途切れることなく続きます。

午後の、というかもう夜のハズですが、光の感じがますますいい。

さあ、展望地へ来ました。

ここからイーグルロードという山道を下ればゲイランゲルです。

左手にゲイランゲルの港↑、

←右手にはゲイランゲル・フィヨルドがパカリと口を開けています。

このフィヨルドはクルーズよりここから見る方が迫力があります。

イーグルロードを下ったところにある、グランドフィヨルドホテル。

カップルが一組降りて行きました。

ロケーション最高かも!フィヨルドの真ん前?

さて、港を通って少し山の方へ登り、ホテル・ユニオンに到着。

ゲイランゲルにある主な3つのホテルの中で最高級と言えるでしょう。

高級感ある広いロビー。

右の方に歩いて行くとレストラン。

部屋はフィヨルド・ビューを指定しました。

フィヨルドには間違いありませんが、イーグルロードの上の展望台から見た、断崖の切れ込みを覗きこむ角度ではありません。

バルコニーから下を見ると・・。

ガーデンもきれい。

ここでビールを飲みたいですね。

バスルームもいいです。

バスタブと別にシャワールーム、そしてトイレは別になっています。

このバスで到着する個人旅行者は、21時までのディナー・バッフェは残念ながら無理でしょう。

ではどうするかと言うと、バッフェのレストランとは別にあるアラカルト・レストランで食べるか、ルームサービスを利用するか、予め何か軽食を用意して行くかです。

せっかくなので2コースディナーを。

←ビールはハンザが飲みやすい。

サーモンのオードブルと、

メインはラムで。

ご覧の通り日本人向けの量でちょうどよかったです。
トロンハイムからゲイランゲルへ
ゲイランゲルからオーレスンへ
スタルハイム
ヴォスとロフトフース
スタヴァンゲルとプレーケストーレン
ソルストランド

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