スタッフ見聞録

スキルヴォイとリンゲンアルプス

ここはトロムソ県の東隣のスキルヴォイ県に属する、幾つかの島のひとつです。

向かうのは去年オープンしたばかりのロッジ。



到着！オーナー自ら迎えてくれました。

わかりにくいですが写真の、ちょっとお腹の出た方がオーナーのSvein、トロムソ出身。
この島出身の奥さんのAudとともにロッジでお客さんを迎えています。


桟橋からすぐ、小高い見晴らし抜群の海辺にロッジは建っています。


スノーシューとストック、キックスレッド、オーロラ鑑賞時の防寒具も無料で貸し出しています。

オーナーは見た目の通り太っ腹(失礼！)。
ガイドや車が必要な場合は除き、なるべく追加料金などはとりたくないというのが彼の意向です。

そこにはとにかくゲストに滞在をめいっぱい楽しんでもらいたいという思いが込められています。




中に入るとまずバーがあります。


続いてラウンジ。



そしてリビングルームに相当する空間と、ダイニング＆キッチン。

ひとつなぎのすっきりした動線です。



6室最大12名のゲストが一同に集まることのできる、ダイニングテーブル。

食事の際はゲスト同士で情報交換したり、おしゃべりしたりしているそうです。

今回はごく内輪で食事した感じで写真はあえて残していませんが、よくあるファンシーな盛り付けの料理などではなく、ごく家庭的な料理でそれがむしろ好まれているということでした。


ダイニングからすぐ出られるデッキ。

オーロラが東側に広がれば、ここからがベストポジジョンです。

夏にはエルクやムースがよく覗きに来るそうです。



ミッドナイトサンの頃などはここでビール飲んだら最高でしょうね。

6つの客室は条件的にはほぼ同じ。

真新しくとてもきれいですが、眠る時やバスタイムは除き、部屋で過ごすことはあまり想定されていないと思います。

その分バーやラウンジ、ダイニングに続くデッキなど公共スペースが充実している。このあたりは去年訪れたリンゲンロッジの構造やコンセプトと似ています。

この部屋はバリアフリーを意識してバスルームが特に広く作られています。



この日はちょっと雲があり、薄いオーロラが見えました。

オーナーによれば、レベルの差はあるけどほぼ毎日出ているそうです。

実際そうなのだろうと思わせる環境です。



ちょっと引いて。

山のある方が北、海の方が東です。




各部屋にポットなどはありませんが、ダイニングの裏にあるオープンキッチンにはいつでも温かい飲み物が飲めるように用意されています。

ロッジの前や周囲でオーロラを見るとき、無料で貸してくれる防寒具。

わかりにくいですが青いのはツナギの防寒具スーツ、毛皮の帽子とミトン、ソレルの防寒ブーツも。



翌朝、今日はゲストが少なかったので・・と言いつつ充分な朝食を準備してくれました。

全ての食事はオーナーの奥さんが用意します。

さて、ロッジを出てトロムソへ向かいます。
今度は定期フェリーで。

個人で訪れる場合はこのフェリーを使うのがよく、ロッジは目と鼻の先で迎えに来てくれます。

また、有料でトロムソからの送迎も行っていて、これもリーズナブルでポイントが高いです。



30分ほどの乗船ですが、ノルウェーの他のフェリーと同様、広々としてカフェもトイレもあり快適です。

Rotsundでフェリーを降りた後、予定外でしたが一箇所ユニークな場所があるというので見に行きました。

リンゲンロッジを通り越してE6から道を反れて海の方に向かいます。

リンゲンアルプスが正面に！

おお素敵！

しかしこれは民家。


この2棟とその隣によく見ると写っているイグルー(！)が宿泊施設です。

目の前がリンゲンアルプス、右の方はどーんと海が開けています。

ここは夏がメインですが一応年中利用可能で、今のところは主な利用者の目的はフィッシング。

桟橋から自分で船を出して釣りに行くんだそうです。

中は広く、4人くらいで利用するのがベスト。

もちろん全て自炊です。

寝室、キッチンももちろんあります。



簡素ですが必要なものは整っています。

そしてこんなところでもWifi完備というのがすごい。

全くすごいロケーションです。

今回一番エキサイトしたのがここ。

ここでリンゲンアルプスとオーロラの風景を撮りたい！

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