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スタッフ見聞録

2012. 3/26-4/5☆
ヘルシンキからベルゲンへ~春の北欧横断

オスロ~ソグネフィヨルド~ベルゲン

さてしっかり朝食を食べていい気分で出発。

中央駅へ。

駅構内には色んな店が沢山あります。



スーパーマーケット。

平日は朝7時から、土曜は8時から。



まずはこの掲示板で乗り場を確認。

ベルゲン行を探します。



一番重要な確認ポイントは、行先。ベルゲン行です。

私は同じ10:37分発のリレハンメル行のホームに行ってしまい、慌てて軌道修正しました。



ミュールダールまで5時間ちょっとの行程。

ランチはカフェテリアで調達しました。





ホットドッグはアイスランドのが10だとすると6くらいですかね・・・。

フランクフルトがめちゃでっかいのが特徴。



オスロから4時間くらいは寝ていても問題ないです。

列車がヤイロ(Geiio)辺りに来ると、世界が一変します。

山に縁どられた広大な白い平原はまだ眠ったままの山上湖のようです。

列車は蛇行しながらゆっくりと走り、天上的な風景の連続に目が離せません。





ベルゲン鉄道の催行緯度地点、フィンセ。

雪の深さに驚かされます。

この辺りはカイトスキーのメッカ。



それにしても・・・。

中に人、いないですよね・・。



オスロから5時間強でミュールダールに到着。

ベルゲン鉄道の中でも、ヤイロからミュールダールの間は夏でも雪の残る標高の高い地域で、この路線で最もインパクトある風景が展開します。

ベルゲン連泊でフィヨルド観光をするパターンもよいですが、この風景を見られないのが難点かと思います。

オスロからの行程は確かに長いですが、ヤイロ~フィンセ~ミュールダールの風景はそれを補って余りあります。

ミュールダールの駅も山に囲まれ、なかなかの絶景。

接続するフロム鉄道は反対ホームから出ます。

フロム鉄道。

鉄道ファンではありませんが、モノとして美しい車両です。



内部の壁も天井も椅子も、全てが木製。

この車両そのものが希少で、特別な空間に入った感じがします。


日帰り観光ができない時間帯なので、車内はガラガラ。

敢えてそういう時間を選んで旅するのもよいかもです。



←シートは3人掛け。

ミュールダールを出て、しばらくは雪景色の中をゆっくりと下りながら走ります。

途中、滝のところでフォトストップ。

滝はまだ少し凍ってます。

それにしてもこれだけ人が少ないのも珍しい・・?

標高865mのミュールダールから標高m6のフロムまで、20のトンネルを通って60分でゆっくり蛇行しながら下ります。

下るにつれ雪は消え、フロムに着くころには完全に雪が消えました。

フロムでは、周囲の山に若干の残雪がある程度。

フレットハイムホテルの裏の山もうっすらと雪が乗る程度です。

少々、いやかなり想像が外れました。

静まり返ったフレットハイム。

鉄道もフェリーも年中が運行しており足は年間を通してアクセス可能なので、年中営業しています。

同じフィヨルド地区のホテルでも、スタルハイムは恐らくアクセスの関係で10月から5月中旬までクローズします。

部屋はとても快適です。

明るくて広々しているし、コーヒーも飲めるしネット環境も良好。

このスペースがミソですね。

ベッドは北欧サイズ。

バスルームも文句なしです。

バスタブ付。

本当にシーズンオフって感じで、ほかに泊まってる人いるの?って感じ。

夕食は他に2組くらいいたから、一応泊まってる人はいるようです。

食事はよかったです。

珍しくアルコール分2.5%のライトビールもありました。



朝食も私の他2,3人しか見なかったような。

どう考えてもこの人数でバッフェはきついでしょう・・。

その分、夏で一気に稼ぐのかな。





この時期、夜は既に長く、20:00過ぎでもまだ明るく、21時頃暗くなります。

しかし朝は日本より明るくなるのが遅いようです。



フロム発11:10のクルーズに乗るつもりだったのが。

今思えばアホなのですが、この時期は1日1本、15:10発しかないことが判明。


←駅で教えてもらって、ルートを変更。

フロム~(バス)~グドヴァンゲン~(クルーズ)~フロム~(鉄道)~ミュールダール~(鉄道)~ベルゲン。




ナットシェルというのはこういう時便利です。

2か月間乗り放題パスなので、フロム鉄道やクルーズにを何回乗ろうがこれを見せるだけでオッケーなのです。

まず、フロムからバスでグドヴァンゲンへ。

クルーズで2時間、バスなら15分





トンネルばっかりで、あっという間に着きました。

道路沿いのバス停から船着き場の方へは住宅地?を歩いて行きます。

山が迫って素晴らしい景色。

ここがウォーターフロント。

シーズンになれば沢山の車やバスが停められる、広いパーキング。

天気はよいのですが、ここは山で影になるようです。



モダンなレストラン兼ギフトショップが建っています。



大きなグループに対応できる十分な座席があります。

船が出るまでの間、皆ここでトイレを使ったり飲み物を買ったりお土産を見たりして過ごします。

この施設が収納できる人数に対してトイレは小さすぎる気もしましたが。





これは宿泊施設。





これがフェリーです。

大型バスは乗らないので、グループの場合はお客さんをここで降ろし、ヴォス辺りでまた合流するパターンが多いようです。

ここで一緒になった中国からのグループもそうでした。

11:10出航。

グドヴァンゲンを取り囲む山が素晴らしいです。





グドヴァンゲン発の場合は、前半が世界遺産のネーロイフィヨルド。

グドヴァンゲンの方を向いてフェリー上階デッキの後部に陣取ると写真が撮りやすいです。

岸辺では木々はまだ冬枯れ色。

緑の草が萌え始めています。

日差しはもうすっかり春。

しばらくは残雪の山岳美に見とれ続けます・・・。

今日は絶好の天気で、青い空と残雪と澄んだ水の色が清々しいことこの上なし。

こういう時に寒さに震えていると観光に集中できません。

夏でも寒い日は寒いノルウェー。

万全の装備で乗りましょう。

外気をシャットアウトし防水・防寒・防風機能を持つフード付ジャケットは必携。

殆どの人が屋上デッキで過ごします。

室内にも座席はもちろんありますが、使うのはよほど天候の悪い時だけ。

室内では視界が限られ、この雄大な景観を十分に見ることができません。

ネーロイフィヨルドが終わるころ、フロムに向けて右に周ります。

ここからは雄大な山岳美は後退し、代わって、沿岸の美しい風景がフロム到着まで続きます。





これらの木々が夏には緑に、秋には黄色やオレンジに、冬には樹氷で覆われて四季折々に美しいのがこのクルーズの魅力。

この日は快晴で風も殆ど無く、水面が鏡のように風景を映していました。

移り変わる沿岸の風景と山々が全て水面に映り、何とも素晴らしく不思議な光景が続きました。





さて再びフロムに戻って来ました。

この船が折り返して15:10発グドヴァンゲン行になる訳ですね。

イースターということもあり開いていたのはCoopだけ。



Wasaのクリームチーズサンドとブルーベリーマフィン。

どこにでもある定番スナックですがこれがウマイ。


再びフロム鉄道でミュールダールへ。

車内で撮影したい時はこうやって窓を開けて。

一車両でこの手の開く窓は2箇所だけあります。

写真を撮りたい方は早めにこの窓の前の席をゲットしましょう。

昨日の夜少し冷えて、また雪が降ったようです。

同じ鉄道でも時間帯や天候で印象が違います。

ハプニングと言うかアクシデントと言うか、2回乗ることになって結果としてはよかったと。

この日はずっと天気がよくて、何を見ても美しかった。

ミュールダール駅はベルゲン行の鉄道を待つ人でいっぱい。

沢山の人が乗りますが、車両もすごく長いです。

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