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スタッフ見聞録

2012. 9/28-10/2☆
フェアビューマウンテン登頂とレイクオハラ・ハイキング

フェアビュー・マウンテン頂上から見下ろすレイクルイーズ、湖畔のトレイル終点辺りです。

フェアビューマウンテン登頂とモレーンレイクロッジ




朝食は小規模なバッフェですがひとつひとつが丹精、スタッフの対応も礼儀正しくとても好感がもてます。

昨日はレストランを利用せず寝てしまいましたが、ここのレストランは定評があります。朝食にもそれはよく表れていました。

このロッジもあと数日でクローズ。再オープンは12月です。

黄葉が終わると、スキーシーズンまでロッキーは年間で一番静かな時を迎えます。



フェアビューマウンテンに登ってみる?


というお誘いを頂いたので、今日は予定外の登山にチャレンジします。

その前に、朝のレイクルイーズに行ってみましょう。



おお、やはり人が沢山いますね。

日本の方は朝の訪問が多いようです。




ちょっと雲が多いですが・・・。

朝は清々しく、表情がまた違いますね。




トロムソでもアイスホテルでも見たこのトリ!
(あちらではマッケンジーと呼ばれていました)。

羽が青いのは初めて見ました。

望遠レンズは使わない主義なのでそっと後をつけて行きましたが、これ以上近づくと逃げてしまいました。


さて、これは どこかと言いますと。

フェアビュー・マウンテン登山の中継地点にある鞍部、サドルバックから、いよいよ登山に差し掛かるところです。

レイクルイーズのパーキング近くにある登山口から約1時間くらい森林浴しながら600mほど登って来ると、ぱっと視界が開けます。




最初甘く考えていて、ディアロッジからモレーンレイクロッジまで歩いて行けないかなと思っていたのです。

が、ここはアイスランドじゃありません。

この辺りからモレーンレイク方面にかけては、クマが多いのです。

ここから頂上を目指す分には問題ありませんが、この先森の中を通って先を行くには最低4名以上で歩くというルールがあります。クマスプレーも持って。



仮に誰かがクマに襲われちゃったとします。
そのクマは、人を襲う癖が付いてしまう可能性があるため、射殺されてしまうんです。そんなことにならないよう、山に入る人間はルールを守り細心の注意で行動しなければいけません。自然界にお邪魔する際の、人間の責任です。

ちなみに防御対策としては手を叩くのが一番効果があると言われています。
遠くからも聞きつけて、どこかへ行ってくれます。
鈴はダメです。鳥かと思って帰って近づいて来ちゃいます。

万が一出会ってしまったら、やはりベア・スプレー。



登り始めて、サドルバックを見下ろすとカラマツがキレイです。

足元は滑りやすい瓦礫と砂利、そして勾配はかなり急。

特別な技術は要りませんので、足元に注意してマイペースで行けば、どなたでも登れると思います。

しかし私の案内人たちはこの登りをずーっつと何やら談笑しながらスキップでもするような感じで登って行く・・・ついていけない。



2,744mの山頂。登山口からの標高差は約1,000m。

私たちはペースが早めで、2時間くらいで来ました。
それでも私に合わせてかなりスローに行ってくれたんだと思います。

何しろ登り大好き、平地チョー苦手という人達。





おおおーーーっつと下を見ると、青いヒルのようなレイクルイーズ。
山頂ではいい感じに晴れてくれました。

ここでランチ休憩。寒くなる前に下ります。

サドルバックまでの下りはストック必携です。
案内人も、ここではおもむろに折り畳み式のストックを出していました。

もちろん登りも、普通の方は使うべきかと。

サドルバック付近のカラマツ(ラーチ)林。

カラマツのピークはアスペン同様9月中旬かと思いますが、最盛期を過ぎて散りかけたこの頃、トレイルに敷き詰められたような落ち葉が見事でした。



降りて来たのは3時頃だったか・・・。

シャトーホテルのバーで一杯ひっかけて行こう!ということに^^

こういう時の生ビールはやはりウマイ!



何かツマミになるもの・・・とメニューを見ていて、あ、プーティンがある!と言うのでオーダーしてみました。

Poutineは元はケベック州で生まれた(意外)B級グルメで、フレンチフライの上にグレービーソースとチーズとグリーンピースとかをドベーッとかけたもの

ポテトが見えなくなるまでドベドベにかけるのがふつう。

さすがにここのは上品だわ、とローカル達。

夕方、モレーンレイクへ向かいました。

この道路ももうすぐクローズになります。

その後はスキーでしか来れなくなりますが、それも楽しそう!

この山並みといい、ケブネカイセを思い出します。

湖畔のロッジも今月末までの営業です。

レセプションはこのデスク一個。

この椅子に向かい合って座ってチェックインするのです。

今回泊まったのは右側の本館の隣の棟。

室内は温かい灯りが印象的な空間です。

シックでとても落ち着きます。

バルコニー越しに青い湖面が。

この灯りがとてもいいです。

お茶セットもバッチリ。

バスルーム。

シンク周りも使いやすいです。

暗くなる前に、湖畔の道を少し歩いてみました。



しばらく行くと、この季節の人気ハイキングコース、ラーチバレーの入り口。

カラマツの黄葉と山の風景が素晴らしいコースですがクマが多い地域なので、よく人数規制が敷かれます。

4名以上で固まって歩くのがルール。

今回はあきらめました。

日が暮れて行きます。

室内では本物の暖炉があります。

薪をくべて新聞紙に火を付けるのですが、慣れてないとダメですね。

何度やっても火が消えてしまいました。



昨日はレイクルイーズで満腹になってしまいロッジのディナーは食べ損ねましたが、同じレストランで朝食を食べます。

今日は少し曇っていますが、ガラス張りの明るい空間。

針葉樹の緑と湖の神秘的なブルーが窓の外いっぱいに広がります。



朝の湖を見に、展望地へ。

ロッジの駐車場前から整備された石段を登って行くビューポイント。





今回は湖面に映るテンピークスだけご紹介しましょう。

山には雪がとても少なく、想像した風景には出会えませんでした。

雪がたっぷりある時期にまた来たいものです。


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