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ミーヴァトン湖

訪問地の状況やその他ツアー内容については変わることがあります。予めご了承ください。

バス
【注】これは6月中旬の旅行記録ですが、ツアー参加ではなく個人で動いています。レイキャフリーズに2泊して、ディムボルギルまで歩いたりクレイターに登ったりクラフラ山のレイルニュークルのとレイルを歩いたり・・・従ってツアーの内容とは異なりますので、この地域の参考としてください。


←東部の町ホプンから、夏のみ運行の定期バスで着いたところ。
レイキャフリーズ
ガスステーションを併設するバスの発着場は、N1と呼ばれます。
ここにインフォメーション、スーパーマーケットがあります。
2011年時点では、これ以外はホテルが2軒あるだけでした。
ホテル
建物が少ないのでひとつひとつがよく目立ちます。
N1のすぐ近くに見えている、ホテル・レイキャフリーズ。
室数が少ないゲストハウス風なので早期予約が必須。場所はここが最高です。
ホテル
唯一の一般的なホテル、ホテル・レイフニーズ。N1から歩いて5分-10分くらいでしょうか。
車道を一本道です。キャリーだと少しガタガタするかもしれませんがタクシーに乗るほどでもありません。
車道
6月半ばで白夜の時期をフル活用、夕方4時頃から行動開始です。
今日はディムボルギルを見てからクレーターに登りたい。
自転車だと逆に不便なので、歩きにくい舗装道路だけどとりあえず歩き始めます。
羊
ホテルのレセプションで、ディムボルギルまで歩いてどれくらいかと聞くと、さあーーー30分くらいじゃない? って言われたけど大ウソだった・・・。

こんなとこ、トボトボ歩いてるのはワタシだけ。羊もなんじゃコイツって言っているよう。
羊
夏の時期、ホテルではバイトが多く、地元のことはよく分からない場合があります。
重要な情報はやはりツーリスト・インフォメーションで聞くべきです。まあこんなのはいいんだけど。
クレーター
こういうクレーター状の山が溶岩が原の向こうに見えています。
1,000m前後の高さですが、とても印象的な風景です。
おそらく右側がSellandafjall(988)、左がlafjall(1222)。
擬似クレーター
こちらは疑似クレーターなどと呼ばれる小島。
サイン
やっとサインが・・・。ここまで1時間以上かかりました。
道
さらに1.2km・・・この車道がまた長い。
軽食
やっとビジターセンターに到着・・・すでに疲れました。が、これからまだ歩かなければならないので腹ごしらえ。
よくあるアイスランディック・スープとサーモンのオープンサンドです。
写真の黒パンは各所でよく出てきますが、しっとりして甘みがあってとても食べやすいです。
ディムボルギル
ディムボルギルは、一言で言えば冷え固まった溶岩原です。
急に冷えるとこういうメリハリある形状になるのだそう。
ディムボルギル
歩きやすいトレイルが整備されていて、楽しく散策できます・・・が迷路のようでもあり、ウロウロするという方が正解かも。
トレイルの整備具合で初級とか中級とか分かれています。
これらの樺の木は秋にはオレンジから真っ赤になりそうです。南部では10月初旬頃が見ごろなので北部はもう少し早いかな。
クレイターへ
ここからはオリジナルルートで、クレイターに登りに行きます。
マップ
クレイターと呼んでいますが、クヴェールフィヤットルというのが正式名称です。
フィヤットルは山、クヴェールは温泉なので「温泉山」?
今回は手前の難しいルートを登ります。せいぜい300mですが。
トレイル
トレイルは砂で急登なので、登りにくいっていうのが「ムズカシイ」っていう意味ですね。
ところどころローブが張られていて、ずりずり滑りながら腕の力で登るって感じ。
クレーター頂上
登り切ったところ。
いやー、絶景!
ユニーク!
トレイル
クレーターの縁を歩くわけですが(半周30分くらい)、細いところはこんな感じ。
この日も強風が吹いていて、一歩ずつ慎重に歩かないと、落ちます。
クレーター
クレーターの縁は湖側が低くナウマフィヤットル側(東)が高くなっています。
従って湖側を歩くと反対側の縁が壁になって視界がさえぎられます。
ナウマフィヤットル側はウルトラマンと怪獣が出てきそうな風景ですが非常に強風なので状況をみながら判断する必要があります。

手前:北側から登って来るハイカーたち。その下のトレイルに小さく車も見える。
標識
無事に降りました・・。なかなかスリルがありましたなあ。
ここからまた溶岩原を延々歩いてホテルへ戻ります。結局ホテルに着いたのは夜10時過ぎでした。ずっと黒い雲がたちこめていましたが、雨が降らなくてよかった。
今思えば結構無茶していますが、白夜の夏だからできたことです。暗くならないって言うのはすごいことです。逆にそこに油断が生まれます。
ギャウ
アイスランドでツアーに参加せずに自然の中で行動する場合、充分な装備と水や非常食、そして何らかの事情で動けなくなった時に助けを呼べる手段を用意しておかなければなりません。

←ここにもギャウが。例えばこんなとこに落ちたりコケたりね・・・。場所や季節や時間帯により、誰も通らない・誰もいないっていう状況がここでは少なくないのです。
バス
翌日、デティフォス行きのバスに交渉してクラフラ手前まで乗せてってもらう。
レイルニュークル
行きたかったのは、レイルニュークルという地熱地帯のトレイルです。
ここは人気スポットで、エントランスからしばらくはベビーカーでも通れる整備されたボードウォークになっています。
レイルニュークル
まあ地獄谷、ですね。硫黄の匂いとウルトラQの世界。
ここまではアイスランドの他の地熱地帯と特に変わりありません。
レイルニュークル
案内に沿ってボードウォークや階段を一回りして戻る短いルートの他に、その奥には魔王の庭みたいな世界が広がっています。
ここから先は中・上級編。細いトレイルを下って、その先は小さな杭を頼りに歩いて行きます。
レイルニュークル
この辺りは80年代にも噴火があったばかり。まだまだ活発な地熱地帯。
滑りやすい岩の上やぐちゃぐちゃした泥の上なども歩くのでトレッキングシューズなどが必要です。トレイルはループになっているので適当なところで引き返すことができ、視界は常に開けているので迷うようなことはないでしょう。
レイルニュークル
氷河を抱く山と。火山灰の黒と生えかけの何やら蛍光色がかったコケの緑が独特です。