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スタッフ見聞録

2017年 3/6-12(5泊7日)
早春の北&東&西アイスランド

東部アイスランド

イーグルエアー
さてもう一度おさらいですが、アイスランドエアー・ナチュレホテルはイーグルエアーを利用する人には最高便利。それ以外の国内線のためなら市内に泊まったほうがいいです。
今回はお客様には絶対勧めない乗継ぎ。エアーアイスランドで北部から戻って、その足でイーグルエアーのターミナルへタクシーで移動して、午後の東部行きに乗ります。うまく行ったからよかったものの。
イーグルエアー
余談ですがアイスランドってそもそも飛行機もクルマも運転系はすごく得意らしいです。空路でも陸路でも特殊な自然環境に慣れているのか、安全は確保しながらも臨機応変に対応し人や物を運び続ける。。鉄道がないのでまさにライフラインですからね。
さてエアーアイスランドがオンタイムに着いてくれたので、時間ができました。市内へタクシーで往復するのもなんだし、ぺルトランへ行ってみることにしました。 イーグルエアーのターミナルからすぐなんです。
イーグルエアー
ゆっくり登っていく道が整備されています。振り返るとこんな感じ。
ホテルの背後にターミナルが地味ないでたちであるので、ホテルに隣接しているという理解で来た人はちょっと分かりにくいかもしれません。事実さっきも外国人旅行者に声をかけられました。

Excuse me、空港どこにあるか知ってますか? どう見てもただのホテルだけど・・・。

それは私も自問した件だったのでえらそうに教えてあげて、すごい感謝されちゃった。
イーグルエアー
外からまわらなくても、ホテルのレセプションとショップの間にあるこの通路から出れば分かりやすいんです。
スーツケース用のスロープもあるし。
レセプションのところにイーグルエアーはこっち、というサインのひとつもあればいいんだけどね。
ぺルトラン
さてかなり残雪のある丘を10分くらい?ゆるゆる歩いてぺルトランに。
荷物はイーグルエアーのカウンターの人に頼んでみたら、快く預かってくれました。
ここは6つの温水タンクがある施設であり、ガラス張りのドームの中はエキジビションやコンサートやイベントができるスペースでもあります。
ぺルトラン
吹き抜けの上層階にはカフェがあり、展望デッキに出入りできます。
ぺルトラン
ぐるりと一周するウッドデッキからは、レイキャビクの全てが見渡せます。
ぺルトラン
日没が早い時期はオーロラに期待して、夜に来るのもいいですね。
オーロラが出なくても夜景がきれいだと思います。夜10時までです(2017年現在)。
イーグルエアー
空いた時間を有効に活用できました。さて出発です。
イーグルエアーはオンラインチェックインができないので、現場でやります。
シートは選べるなら1か2か6がいい。それ以外はウイングとプロペラがジャマ。東へ行く時は左側がいいです。

ここもセュリティチェックなし、ボーディングパスもノーチェック、アナウンスもないのでじっと待っていると、係員が「乗る?」って呼びに来た。
イーグルエアー最高。
ホプンへ
上空ではちょっと雲が多かったけど、ブラックサンドビーチを飛び越えホプンが近づくにつれ、氷河と毛細血管のような川が見えてきた!
ホプンへ
着陸寸前、左手に大氷河ヴァトナヨートクルの一部を見ながら、日没前の空を鏡のように映す湾の上を滑るように降りて行きました。
この情景は夢のように素敵でした。
ホプンへ
ちょっとわかりにくいかもですが、白いところは全て氷河です。
ちょうどいい時間帯だったようです(18:30頃)。太陽が一緒に降りてくるよう。
ホプン
ホプンに着陸した時から、氷河の懐へ来た!と感じて身震いします。
空港からすでに、幾つもの氷舌がヴァトナヨートクルより流れ出しているのが見えているのです。
Hofn Glacierview airportとか命名すればどうかな。
ホプン
空港の前のパーキングから。
雪が残る山が近く、すぐに車に乗り込むのが惜しいくらいでした。
ホプン
数年前にも泊まったホテル・ホプン。
ホプン
干潟のように静かな海に夕焼けが広がっていました。
ホテル前の海は西方向にヴァトナヨートクルを望みます。
ホプン
その海の先端に面した、眺め最高の部屋をアサインされました。
イチゲンさんでは泊まれない部屋だなー、と思いました。
今回は車の手配などを前回に続き地元で長くやっている会社に頼んでいたので、そこの社長が迎えに来てくれチェックインにも立ち会ってくれたおかげです。

ホプン
そういえばオーロラですが、北部ではごく薄いのを、昨夜は曇っていたので早々に寝ました。夕食時に出てなければあきらめて寝ます。毎日移動の旅では体力温存を優先。
これは朝の風景です。
ホプン
だんだんと氷河に朝日が当たっていきます。
とても美しく、昨日8時過ぎに到着して朝早く出て行くグループの人も写真を撮りに出てきていましたね。
ホプン
海と反対側から日が昇ってきて、海を挟んだ氷河に日が当たるんですね。
こちら側の山の風景もなかなか素晴らしいんです。
ホプン
教会の前の広々した丘に、墓地。
こりゃーすごい。
世界指折りのナイスビュー墓地では。
ホプン
すっかり明るくなった。
ひょっとしてすごい天気か?!
ホプン
今日はシャチョウの友達で現地在住のラッセルが運転してくれることになった。
アイスケイブツアーの基点、ヨークルサルロンへと向かいま-す。
ホプンを出てまもなく左側に現れたこのホテルを指差し、ラッセルは「俺のホテル」。
東部 
俺のホテルってなによ
俺が建てたの
マジ?

建てたって別に大工した訳じゃなくて、この辺り一帯の土地を父親から引き継いで、眺めもいいからホテルでも建てて、経営もしていたけど歳もとって大変になったから、フォスホテルに売ったんだそう!
東部
彼のファミリーはお爺さんの世代にノルウェーから移住してきて、この辺りの土地の所有者になったそうです。ビックリしたー。
眺めはすごいし、すごくきれいなホテルです。足がないと難しいけど。
東部
さらにビックリなのが、このホテルと道路を挟んで彼の家がある!
つまり手放したけど自分のホテルを毎日眺めながら暮らしてる訳ですね。氷河も。
東部
羊かなーと思ったらなんと野生のトナカイ!以前来た時、氷河と羊っていうシーンは写真に収めたけど、まさか野生のトナカイに遭遇できるとは!アイスランドで!
予想すらしなかった最高の瞬間だった。
東部
こちらはアイスランディック・ホース。アイスランドのトナカイは放牧の対象ではないので数は多くないけど全て野生。
でも馬は全て人に管理されている。混血を避け純血が守られている希少な馬なんです。
アイスランド中でよく見かけますが色々な柄があって、皆のびのびとしています。
東部
さて氷河の麓まで来ました。
ヴァトナヨートクルの一部でアイスランド最高峰の山。これでも2,000mあります。
手前のブラックサンドビーチには隣接する氷河湖から流れてくる氷河のかけらが転がっています。
東部
このビーチは、いつからかダイヤモンドビーチと呼ばれたりしているようです。後で現地会社の人が言ってました。
日本の旅行会社が行程にダイヤモンドビーチって書いてきて、どこですかそれ?って聞いたって。
東部
ヨークルサルロン氷河湖。
こんな小山ありましたっけ・・。人も車も多いので少し驚きました。
東部
アイスケイブは雨に弱いのです。
この冬は暖冬で雨が多くて、2月は3週間くらいクローズしていたとか。
その日の天気がどんなによくても、前日まで雨だった、なんていう場合も厳しいのです。
東部
ヨークルサルロンからバンに揺られて30分くらい、アイスケイブの入口に来ました。
ヘルメットを被りアイゼンを履いて行きます。用具はバンを降りたところで配られます。
東部
中は広く、普通に立って歩けます。
東部
これらの写真は一切加工していません。ほぼ見たままの色です。
もっと真っ青を想像していましたが、今日の空が青すぎたかも。
東部
氷というか、水がそのまま固まった感じ? うまくいえませんが。
東部
奥へ行くほど天井が低くなっていきます。
ケイブで40分のフリータイム。
ちょっと外に出てブラブラしようとすると、ガイドが待ち構えていて止めます。
ケイブの入口周辺はクレバスが隠れていたりして、危ないんです。
駅前
この時、外ではバンが2台(私たちのツアー)。多い時は15台とか停まっているよ、とガイド。
幾つもの催行会社が1日2回、時間をずらしながら催行しています。
ところでこのアイスケイブツアーは氷河地区までの送迎が無いので、レンタカーでレイキャヴィークから来るツーリストも多いです。途中、路肩にハマッている車を見ましたが、冬季のアイスランドの道路をなめてはいけません。積雪は少なめですが怖いのは路面の凍結と強風、突然来るホワイトアウト。そういう状況に慣れていない方は、遠路はるばるのレンタカーはやめましょう。一番コストが抑えられるのは1泊2日のツアーです。少しご予算アップしますが個人手配でホプンに1泊して現地会社の送迎を付けるという方法もあります。

機内から
素晴らしい一日だった。
夕日がプロペラに当たります。
帰りもいい感じでサンセット。
レイキャビク
東部よりも雪が残っているレイキャヴィーク。


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