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スタッフ見聞録

2014. 9/4-9/12☆
イエローナイフ・ホワイトホース&バンクーバー
ホワイトホース


オーロラシーズン中、早朝のカルガリー行きエアカナダは日本の方が大変多いです。

なのでチェックインカウンター
、セキュリティチェック、ボーディングゲートいずれも日本人係員が配置されていました。

今回は変則的にカルガリーからエアノースでホワイトホースへ。

空から見るとすごく分かりやすいのですが、右がユーコンリバー。

左がエアポート、その間にダウンタウン。

ホワイトホースは極北地方ではこじゃれた町、というイメージなのかもしれません。

ヨーロピアンが多く移り住んでいて、彼らが街づくりにも関与しているのかもしれません。

今回は秋景色に少しまだ早かったのですが、9月後半くらいにはこんな感じになろうかと。

ユーコンリバー沿いの散歩道は四季折々に素敵です。

ホワイトホースに行かれたら一度は利用されるかな、と思いますが、このベイクト・カフェという店はすごいです。

例えば東京から着いてこの店に直行したとしても、全く違和感のない雰囲気。

何か日本にいるみたいな気がします。
抹茶ラテの味も全く日本と変わりません。

いつもじゃないかもしれませんが、レジの女性は日本人でした。

一方、このアルパイン・ベーカリーやはり外国に来た感があります。

ベイクトカフェ同様、人気がありお客の出入りがひっきりなしです。

オーガニックにこだわった品揃え。

ドイツ系移民が多いと聞きますが、やはりヨーロピアンなテイストです。

アルパインベーカリーのフェンスの上にバターを塗ったパンが置いてありました。

食べに来たのはカラス!カラスはレイヴァンと呼ばれ、先住民族の精神文化における重要な生き物のひとつなのです。

生ごみの袋に掛けるカラス除けのネットを思い出し、日本との待遇の違いの大きさにしばし驚きを隠せず。

ユーコンは美味しいビールの産地でもあります。

ダウンタウンに試飲して買える店もありますよ。

そこのTシャツがなかなかいいのです。

誰ともかぶらないことは請合います。

一番人気は左端のユーコン・ゴールド。

淡い色合いのエールで、マイルドで飲みやすいです。

あっさりしてるのが好きなので、いつもラガーのチルクートかユーコンゴールドを飲みます。

さて今回ユーコンに来た最大の目的がここ。

普通こういうのは南向きですが、ここは北側にバーンと視界が開けた大変希少なB&B。

2014年にオープンしたばかりです。

見えているのはレイク・ラバージュ。

エリーという若いワンがいます。

プードルと何かのミックスで、かなり賢いとみました。

子供たちが巣立ってしまったオーナー夫婦に溺愛されているエリー。

最初は吼えられますが、すぐ慣れてくれます。

オーナー夫妻が住む母屋の中はとてもスタイリッシュ。

旦那様は建築関係の仕事をしていて、趣味で家具を作ったりするアーチストでもあります。

マダムは以前ホワイトホースでジュエリーショップをやっていたとか。

お2人ともかなり美意識が高いのがわかります。

そしてB&B部分は母屋の隣ですが入り口も別になっている部屋です。

見えているのは母屋。

この、入り口が別の方を便宜上スイートと呼びます。



こちらがベッドルーム。

クイーンサイズかな、大人が2人寝れるくらいのベッドが1台です。

ひととおりそろったキッチン。

食器や調理器具、調味料やコーヒーなどもありました。

このキッチンが高級感があってすごくキレイなのです。

こちらもセルフ・ケータリング式。

食材が色々入っていますのでご自由に。

今回は2泊だったのですが、十分すぎるほど入っています。



キッチンの脇にはこんなスペース。

ドアをはさんでソファが置かれたリビングがあります。

現状はベッド1台ですが、今あるソファをソファベッドに変える予定とのことです。

そして母屋の手前の部屋もB&Bの一部です。

こちらは母屋と入り口が同じなのでエリーがその都度反応するかもしれませんが・・。

部屋にはバスルームがないのですが部屋の向かいにバスタブ付きのバスルームがあります(スイートの方はシャワーのみ)。

例えば3名や4名の旅行なら2部屋使って、拠点をスイートにして寝るときだけ2室に分かれるというのもアリだと思います。

オーロラは残念ながらダメでした。

このときはイエローナイフも同様にダメでした。
先にユーコンに来ていたら逆の結果になっていたわけです。

ユーコンの名誉のために補足しておきます。

これは予定にはなかったのですが、現地の好意でホワイトホース近郊の上空を飛ぶ機会に恵まれました。


ちょっと分かりにくいのですが、雪の白とツンドラの紅葉、樹林帯の緑と黄葉のグラデーションが見事でした。

かなり渋めの秋景色ではありますが。

頂上の雪とツンドラ的紅葉。

裾野に広がるアスペンの黄葉。針葉樹の緑。

頂上付近のアップ。



そして鮮烈な色彩が目に飛び込んで来ました。

この独特の色合いは、山から溶け出した氷河によるものです。

空と雲と氷河の名残、広がる秋景色。

この風景の中でオーロラが見たい。

ユーコンの自然には、そう思わせるものがあります。