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スタッフ見聞録

2014.6/6-6/19☆
夏のイタリアと南フランス


ナポリと船で行くアマルフィ・コースト


ナポリに空から、暗くなる前にアクセスする人だけが見えるものがあります。

何気にボーっと見ていて、ふと気づいた巨大なクレーター。
あわててシャッターを切りましたがこれは2個目くらいのものです。

もうすぐ着陸という頃、左側に2、3見えてきます。



ナポリに着くなり大急ぎで港へ行ってカプリ島へ。
カプリ島から出ているアマルフィ・コースト行きの船に乗ってみたいのです。

北欧と違い、乗り物のチケットは車内や船内では買えないことをまず学習。
必ず近くにチケットをゲットできる場所があります。

カプリ行きの港では、チケットを買う人も、バウチャーをチケットに交換する人も、こんな風に会社別に並んでいるブースで。

午後2時過ぎ。この時間からも結構乗るんですね。

中国からのグループ?

今から行ってカプリに泊まるのでしょうか。

が、しかし。上の席は意外にもガラガラ。

こんなに天気いいのに!北欧と間逆。

ちなみにナポリ⇔カプリ間の高速船は2社で運航されていて、SNAV社は完全クローズのタイプ、NLG社はこういう青天井シートもあるのです。

特に眺めがいいって訳じゃないですが個人的には
←こっちがすき。



最後には寒くなってジャケットを着ましたが、まもなくカプリ島に到着。

絶好の天気です。

船はマリーナ・グランデの港へ入って行きます。

真ん中の小船は青の洞窟から帰ってきたところのようです。



青の洞窟行きツアーのりばを横目に通り過ぎ、



チケットを買ってアマルフィコースト行きの船に乗り込みます

既に人が沢山並んでいました。

夏のカプリ、アマルフィ方面はとにかく早めに行って待つのが肝要。

さっきと違って、上階の席はあっという間に埋まってしまいました。

行き先がアマルフィコースとなので当然ですが。

ポジターノが近づくと、船内はザワザワ。

山全体が町、この光景を正面から見るならやはり海から。


ポジターノはこの海辺のエリアだけがかろうじて平地で、後は全て坂と階段で構成されています。

ポジターノではコリアンのグループがすごい人数で乗り込んできて、しばし船内は蜂の巣をつついたような騒ぎに。

幸い次のアマルフィでだいぶ人が降りたのでよかったのですが。

アマルフィはポジターノと異なり、港にバスもアクセスできて駐車スペースもあります。ポジターノのような華やかさはないのですが、生活感もありローカルな味わいが魅力です。



アマルフィを過ぎると船はひたすら先を進み、やがて終点のサレルノが見えてきました。



サレルノでは結構降りたんですがみんなどこへ消えたのだろう・・・グループは2台のバスが待っていましたが。

2キロくらいということなので、タクシーもいないし歩いて駅まで行くことに。

サレルノはなかなかに風格のある建物が並び、大きく育った南国の植物がよく似合って素敵な町並み。



この海沿いの市民公園がまっすぐに1km以上続いています。

この道を延々と歩き、いまいち鉄道駅のサインがないので途中何度も人に尋ねるものの、英語まったく通じず・・・。



サレルノから鉄道でナポリに着いたのは夜8時半頃。
意外だったのはもう暗くなりはじめていたこと。

6月なのに!

またしても北欧感覚でいて、失敗。



今回はプレビシート広場すぐ近くのホテルだったので、フットワーク軽くすぐに歩いて出かけました。

この美しい場所がプレビシート広場です。

基本的には庶民的な感じの町並みです。

ヨーロッパと言うよりはアジアっぽい。

その中でここだけ雰囲気が違う、っていうところがあります。

道から中が見えるたのですが思わず立ち止まってしまったほど。

非常に由緒正しきカフェのようです。

街の中でここだけ店の雰囲気も、客層、服装、全てが違います。


ここは1890年創業のガンブリヌスというカフェでした。

ここに入るなら、特に夜はあまりカジュアルな格好だと浮きます

プレビシート広場、美しいカフェと雰囲気ある噴水、このあたりは大変見ごたえある街並みです

特に夜になると雰囲気が増すようです。

なんというか、妖しい魅力が漂っています。

そしてちょっとビックリするほど立派なガッレリア。

さきほどのカフェと同じ頃にできたそうで、高さ60m近くあります。


周りはごく庶民的な風情です。なんとなくそぞろ歩きしている人たちも多くて、縁日って感じ。

いやー雰囲気ありますね。

ちなみに今回泊まったのはこの近所の実にわかりにくいゲストハウス風のホテルでした。

妙にコロニアルで雰囲気があって経営者はタダモンじゃないかもと思っていたら、やはり貴族か何かのお屋敷だったそうです

後で知ったのですが最初は朝食を出す設備がなかったので、宿泊客は例のカフェ・ガンブリヌスで朝食をとっていたのだとか!うらやましー。

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