スタッフ見聞録
2013. 9月半ば
まだまだ夏景色!9月のカナディアンロッキー
モレーンレイクとディア・ロッジ
エアカナダ直行便で成田空港発、カルガリー空港へ
。
カルガリー空港での入国審査は予想以上に時間がかかりました。
座席が後ろの席だったために飛行機を降りるのが遅くなってしまった事と、
ヨーロッパからの到着便と重なってしまい入国審査の列が混雑していた事が原因です。
国内線の乗継時間が短い場合(夏のイエローナイフ行きなど)は、入国審査の列が後方になってしまうと乗継がギリギリになってしまい厳しそうでした。
到着前に手荷物の準備を整えておき、降機後は足早に入国審査場所へ進みなるべく列の前の方に並べるよう急いで移動する事をお勧めします。
入国審査の質問にうまく答えられない場合は、Eチケットの控えと日程表のItenaryページを見せるとスムーズです。
カルガリー空港は拡大の工事中で、2015年にはリニューアルする予定。
★カルガリー空港到着後の流れ★
降機後、「CanadaCustoms」(上図ピンク丸印)の矢印に従い、エスカレーターを上がります。
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空港内の標識(CanadaCustoms,Domestic,Baggageなど)に従って移動してください。
降機後、入国審査・税関までは皆様同じ経路なので、人の流れに沿って移動すれば迷う事はありません。
↓
エスカレーターを下り、【1】入国審査を受けます。
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入国審査後、【2】受託手荷物を一旦ピックアップします。
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【3】税関にて入国審査書類を提出、右手「Exit/出口」へ。※
※カナダ国内線乗継がある場合
税関通過してすぐ、左手に荷物再預入れ場所があります。(確かカウンターにConnectingの表記があったと思います)
【4】ターンテーブルへ預入れの荷物を乗せて、乗継の通路へ進んでください。
カルガリー空港から1号線を走り、バンフ国立公園へ!!
市内の住宅地を左に眺めながらしばらく走ると、車窓には雄大なロッキーの山並みが見えてきます。
国立公園入口のゲートを通ってからは、車窓にも注目。
ブラックベアーやエルクなどの野生動物が見られるチャンスもあるそうです。
※ツアー車両での入場には必要ありませんが、シャトルバスでバンフへ入る場合、インフォメーションセンターにて$9.5(1名/1日)を支払います。
カルガリーから約2時間半ほどでモレーンレイクへ到着。
雲ひとつ無い晴天!!
カラマツの黄葉もまだ山の上の方だけ。
全体が黄金色に色付くのはもう少し後のようです。
駐車場からロックパイルトレイルを歩き、展望台へ。
モレーンレイクツアーで立ち寄るスポットです。
この日は例年より気温が高く30℃近い暑さでした。
日本と違い湿気が無いカラっとした暑さで、
乾燥と紫外線がものすごいので、水、目薬、日焼け止め、帽子、サングラスは必須です!
この残暑が過ぎて天気が崩れ、気温が下がって寒くなるそうです。
途中、「ピーピー」と何かの鳴き声が。
目を凝らして岩場を探すとピカ(ナキウサギ)の姿がありました。
小さな丸い耳が可愛らしいその姿。
周りの色と同化していますが・・・どこにいるか分かりますか?
←クリックで拡大!
バンフ国立公園のトレッキングルートには、このような看板が立っているところがいくつかあります。
モレーンレイクにも、ラーチバレーという有名なハイキングコースがありますが、クマの出現地帯のため人数に規制があります。
このトレッキングルートを歩く場合は、必ず4名以上で行動すること。
違反した場合は、最大で$5,000の罰金が課せられます。
クマが驚いて人を襲ってしまった場合、そのクマは殺されてしまいます。
そういった事を防ぐために、クマが近寄らないようにグループで固まって歩く必要があるのです。
全ては野生動物を守るため。
人数の規定はその年によって変動します。
神秘的な湖、モレーンレイク。
鮮やかな青の美しさに目を奪われました。午後
の光を受けて湖面がキラキラと眩しいくらいに輝いて本当にきれい・・・
湖の青い色も時間帯により見え方が変わるようです。
逆光でテンピークスと氷河がかすんでいますが、早朝はもっときれいに見える事でしょう。
先程の展望スポットから少し登って上からの写真。
角度が変わると、また湖の色が少し変わって見えると思いませんか。
氷河によって削り取られた微細な土砂(鉱物)が水中に浮遊しており、光が屈折するためこのような青色になると言われています。
モレーンレイク・ロッジでは、毎日10:00amから18:00pmまでカヌーのアクティビティが楽しめるようですね。
私も明日はレイクルイーズでカヌー体験!期待が膨らみます。
ガイドさん曰く、地元の方はモレーンレイクが好き!という方が多いとか。
この静けさの中にある神秘的な青さに皆心奪われるそう。
その美しい青色にいつまでも眺めていたい気持ちでした。
モレーンレイク・ロッジ併設のお土産ショップ。
2Fはお土産ショップ、1Fはカフェがあります。
カフェで軽食とドリンクの販売もしていますが、ミネラルウォーターが約400円とちょっと割高でした。
夕刻、レイクルイーズ・インにチェックイン
。
インフォメーションセンターのあるビレッジの中心地まで徒歩10分もかからないくらいの距離。
本館にレセプションがあり、お部屋は本館と別棟に分かれています。
ハイキングやスキーの拠点に使えそうなホテルかなと思いました。
今夜はこちらに宿泊です。
レイクルイーズ周辺のマップ。
ビレッジから坂を上った先にレイクルイーズとモレーンレイクがあります。
レイクルイーズ泊で利用している、ディアロッジの視察へ。
カルガリー空港から車で約2時間、レイクルイーズから徒歩5分のディアロッジ
。
ホテルの歴史は古く、今年で90周年を迎えました。
夏の期間は98%満室と人気の高いロッジ。
10月中旬から11月末にかけてロッジの床に絨毯をはり、12月最初の週に冬季オープンします。
フロントへ続くストロークの途中、フラワー越しの中庭。
フェアモントのような豪華さはありませんが、ロッジ全体の雰囲気がクラシカルでとても良い感じ。
ロッジルームの2シングルベッドのお部屋。
ちょっと狭めです。
ロッジルームは部屋により、広さやベッドの数が変わります。
2名様でご利用の場合、2シングルもしくは1ダブルベッドのお部屋、3名様やファミリーでのご予約は1ダブル+1シングル+ソファベッドの214号室を優先してブッキングするそうです。
バスルームはこんな感じです。
ヘアドライヤーはリクエストにて。シャワーヘッドは固定です。
ロッジルームのお部屋には、コーヒーメーカーはありません。
コーヒーは1Fでサービスがありますので、こちらをご利用ください。
タワールームのお部屋。
ベッドはクイーンサイズが1台。
タワールームは、ホテルのタワー部分に4方向あるお部屋で部屋数が少ないのですが、雰囲気が良く氷河側のお部屋は眺めも良さそうです。
今回見せていただいたのはお庭側のお部屋。
室内のアメニティにはコーヒーメーカーと電話があります。
ロッジルームよりちょっとだけ設備が豪華。
バスルームはロッジルームと同じ感じ。
写真にはヘアドライヤーが写っていますが、こちらもリクエストにて。
シャワーヘッドは固定です。
全71室中24部屋がヘリテージルーム。
バルコニー付きでお部屋も広めです。
長いフライトや、長期滞在、スキーなどで疲れた方には広いお部屋でゆったり過ごせるのでお勧めしたいとの事でした。
今回見せていただいたのは内庭側のヘリテージルーム
。
プライベートのバルコニーからはたまに野生動物の姿も見られるそうです。
内側のお部屋は2ダブルベッド、外側は1キングベッドになります。
こちらのお部屋にもコーヒーメーカーと電話がございます。
ベッドの向いにはソファが2台。
バスルームの水まわりはロッジルーム・タワールームによりランクアップしています。
地下にあるゲームルーム。
ビリヤードとテレビ、サッカーゲームがあります。
ディアロッジにはすべてのお部屋にテレビを置いていません。
置かない理由は、日常から離れてゆっくりと過ごしてもらいたいというオーナーの心づかい。
言われてみれば、少し不便かなと思う人もいるかもしれません。
設備重視のお客様はフェアモントに泊まる事を勧めると言います。
リピーターのお客様もホテルの環境とホスピタリティを気に入って何度も足を運ぶのでしょう。
こちらのシッティングルームは宿泊のお客様に開放されており、コーヒーの無料サービスが利用できます。
レストランでお食事をとった後、こちらのお部屋でお客様同士ゆっくり歓談されてから自室へ戻る事が多いとか。
隣にあるLady Agnes Roomは15人程度の少数グループで朝食などの際に貸切る事も可能だそうです。
歴史の雰囲気を感じる趣味の良いインテリア。
ピアノを弾いてみたり、手紙を書いたり・・・
静かな時が流れる空間で、皆様思い思いの時を過ごします。
館内施設を見せていただいた後、ロッジのレストランでディナーをいただきました。
レストランでのドレスコードは特になく、ジーンズなどカジュアルな服装でも入れますが、提供されているお
料理は味、見た目共にクオリティがとても高いのです。
お隣フェアモントホテルにご宿泊のお客様もこちらのレストランへ足を運ぶほど。
前菜にバッファロー、エルク、カリブーのお肉を燻製、パテ、サラミにしたものの盛り合わせをいただきました。
ワインに合う~~!
カナダならではの食材を食べたいけど、メインをドーンと注文するのは勇気がいるし・・・という方にお勧めの一品です。
ホタテのグリル。
ベーコンとペッパーがシンプルな味付けですが、
大きくて肉厚な貝柱の甘みが際立って美味しかったです。
ツナ(マグロ)のグリーンサラダ。
甘酸っぱいドレッシングとグレープフルーツがかかっていて、とてもフレッシュな味わい。
野菜もローカルのものを使用しています。
エルクのステーキ。
貴重なお肉の部位で、この日のラスト一品でした。
レアで食べるのが、お肉本来の味わいが楽しめて美味しいとの事。
自社牧場でエルクやバッファローを育てており(すごい!!)、常に新鮮な食材を提供できるからこそです。
こちらはご同行者様の注文。一口もらい忘れたのが悔やまれます・・・
私のオーダーしたカリブーのステーキ
。
北欧ではベリーのソースがかかったものをいただきましたが、がっつりかたまりのステーキを食べるのは初めて。
とってもやわらかくてお肉の旨みをしっかりと味わえる一品でした。
美味!幸せ。
ベーコンとメープルシロップのアイスクリーム。
メープルフレイバーのアイスクリームにベーコンチップが入っています。
ベーコンの塩気とメープルの香りが絶妙。
面白いですね~~
「ベーコンの香水があったら、男の人にモテるよね」
なんのこっちゃわかりませんでしたが、それくらいカナダの男子はベーコンが好きという事でしょうか。
こちらのレストラン、アイスクリームの種類がとても充実しています。
新作アボガドとキャラメルのアイスクリーム。
アボガド特有のクリーミーで濃厚な味わいで青臭さはまったく無くてふんわり甘い。
贅沢なディナーでした。
こちら屋上のホットタブからの眺め。
ビクトリア氷河を眺めるナイスビューです!!
ディナーの後、再度屋上へ。
夜は辺りは真っ暗になり、まるでプラネタリウムのような満天の星空・・・
天の川がとても綺麗に見えました。初めて。
感動の連続で1日目終了。
モレーンレイクとディアロッジ
レイクルイーズと展望台
コロンビア大氷原へ
アイスフィールド・パークウエイと温泉博物館
バンフ・サルファーマウンテン
バンフ・パークロッジ視察とディナー
スタッフ見聞録