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スタッフ見聞録

2012.1/16-1/24☆
真冬のスウェーデン北極圏
ラポーニアにてラポーニアで、長い長いトナカイの群れに出会った。
スウェーデンのトナカイは皆、先住民族であるサーミ人によって大切に管理されている。


ラポーニア



Laponiaへ向かう道。


←車を停めている理由は・・・



トナカイの群れが道を渡るところに運よく出会いました。

長い、長い列でした。

この光景を見られただけで、来てよかったと心から思いました。

羊飼いならぬトナカイ飼いはスノーモービルに乗っています。





群れからはぐれたトナカイ?

ちなみにスウェーデンには野生のトナカイはいないそうです。

どのトナカイにも持ち主がいます。

誤って車ではねてしまったら弁償しなければいけません。




(どこか変なボタンを押してしまい色がちょっと変ですが)
この辺りはムースの生育地としても知られています。

この日は当り日で、行きも帰りも沢山見ました。

ドライバーがこんなに沢山見たのは初めてと驚くくらい。

これはお母さんと子どもかな。

山と凍結した湖が見えてきました。

どんよりした空と一体になったような風景で、凄みがあります。

広大なラポーニアの中は幾つかの国立公園に分かれています。
その中心にあるのがストーラショーファレット国立公園。
1909年に国立公園に指定された、イエローストーンに続き世界で2番目に古い国立公園です。

あのクングスレーデン(王様の散歩道)はここにも通っています。


←年中開いている宿泊施設。
レストランは3食とも利用できます。



↑これがレストランなどがある本館で

←これが宿泊棟。



宿泊棟入口。

雪が全然汚れていなくて真っ白。



中に共用のキッチン。



部屋は簡素で清潔。

山荘という感じです。





こんな山の中でも食事は市内と比べて全然ひけをとりません





オーロラハントで湖の方へ歩いて行ったのですが今日は曇っていてダメでした。

道は雪が踏み固められ、両側にろうそくの灯り。

朝食風景です。

まだ外は真っ暗なのですが。



簡素ですが一つ一つが美味しい朝食でした。


突然ですが、サーミ人登場。

Laponiaは自然と文化の複合世界遺産に指定された、9,400km平米の広大な土地です。

ラポーニアの文化的側面とはもちろんサーミ文化。
ここには古くから多くのサーミ人が伝統的な生活を営んできた土地なのです。


←ここの雪は異常に深く、進行に難儀しつつ小屋へ。

伝統的なスタイルを再現した小屋で焚火を囲んで話を聞いたり素朴な美味を楽しんだりする、サーミ文化に触れるツアーはフィンランド、スウェーデン、ノルウェー北極圏各地にあります。

サーミの人にとっても伝統を語り継ぐことは大いに意味があり、旅行者もまたその土地のことを少し学ぶことができ、お互いにとっていい影響を及ぼすものではないかと。

観光の良い側面ではないかと思います。

トナカイ肉のシチューとサーミのパン。

小屋の中がめっちゃ寒いこともあってこれは本当に美味しかった。

この種のツアーでご注意頂きたいのは、訪問地は半外みたいな感じで大変寒い場合が多いこと。充分な防寒対策をしてご参加ください。

イェリヴァーレ地区からキルナ方面へ移動する途中、

大体中間地点にある間地点、Kalixリバーで

こんなところに?

と驚くようなこじゃれたロッジ発見。

これは何時頃だったのだろう・・・。

多分夕方4時くらいでしょうか。
いや朝だったかもしれない・・。

記録がいい加減なのでもう分からない・・。

コテージの中も非常にオシャレ。

素朴でいて洗練されたインテリア。

伝統とモダンがうまくマッチした感じです。

犬ぞりチームも待機中。

利便性とか無視してこんなところに一泊するのもいいなと思わせる、素敵なロッジでありました。

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