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スタッフ見聞録

2012. 9/14-9/21☆
秋アラスカ・カリブーロッジ



ベア・ビュー・ポイントから動物を探すマイク。

毎年訪れている秋のアラスカ。

今年はグループツアーとして電気も道もないカリブーロッジに宿泊しました。
アラスカの大自然とマイクさん&パムさんご夫妻の温かい人柄に触れたロッジ滞在記です。


カリブーロッジにて



カリブーロッジのオーナー、ジョーク連発のマイクさんと料理上手のパムさん。

お二人は20数年前にこの地を訪れ、周りの大自然に魅せられてこの地に移住しました。

ボロボロだった建物(今のメインロッジ)を改装し、小屋を建て、数キロ先の泉から水を引いて、カリブー・ロッジが誕生しました。





対岸から見たカリブーロッジの全景。

周りは大自然。




ストーブの温もりが気持ちよくて、居心地バツグンのリビング。

ソファーで寝転がったり、マイクさんの歌を聴いたり、ただボーっと過ごしたり。





リビングの窓。対岸にムースが見えることも。




雰囲気のある薪ストーブ。




リビングに隣接するダイニング。

隅にはお茶コーナーが設けられています。

本棚にはリラックスした星野道夫さんの写真が収められたアルバムが置かれていました。





昼食はパムさん特性のスープとサンドイッチ、チップス。

あまりに美味しくておかわりしてしまいました。

←マイクさん。カメラを向けるといつもこんな感じ。




メインロッジの隣に建つ3つのキャビン。

ハイキング終了後、天気の良い日は街で買ってきたビールをこちらでどうぞ。

※ロッジにはお酒がございません。ご持参ください。




こちらは3棟あるキャビンの部屋。

各部屋にはオイル式のランプとガスストーブが付いています。使い方は到着時にマイクさんが教えてくれます。

ベッドには羽毛がたっぷり詰まった掛布団が使われています。





トイレ(左)とバスルーム兼洗面台(右)。
※画像をクリックで室内の画像へ。

日没後は懐中電灯またはヘッドランプが必要です。

室内はオイルランプまたは電池式ランプが付いています。





昼食後、雨が降り出す前にハイキングに出発。

ベアビュー・ポイントまでハイキング。

一度に8頭ものグリズリーを見かけたことからマイクさんが命名しました。





目に鮮やかなツンドラの紅葉。

ベストシーズンです。





紅葉のアップ、その1。





紅葉のアップ、その2。





ロッジからほど近い場所で見つけた

グリズリーの排泄物。何を食べたか一目瞭然。

ベアビューポイントまでトレイルがあるので迷うことはありませんが、

一帯はグリズリーやムースなどの野生動物の生息域なので、

一人でハイキングは避けましょう。




遠くにロッジが見えます。

ふいにマイクさんから「シーっ」の合図。何か見つけたようです。




約1km先にクロクマの親子がいました。

この時期は狩りのシーズンですが、子連れの熊は狙いません。




ベアビュー・ポイントに到着。

私たちは観察するための動物探し。

ハンター・マイクさんは狩りための獲物探し。

強風の中、しばらく探しましたが、残念ながら動物の姿はなし。





こちらは南側。




ロッジに戻る途中に見つけました。

サーモンベリーかクラウドベリーの花、だと思います。

明日に期待してこの日のハイキングは終了です。




カリブー・ロッジ滞在中に唯一見た青空。

「今晩オーロラ見れるかな?」
マイクさん 「晴れてれば見えるかも。」





夕食は、味付けパムさん、焼きマイクさん担当のバーベキュー・チキン。

食事はみんなと一緒に、楽しみながら食べます。




付合せのガーリック風味のブレッドスティック。

あまりの美味しさに全員おかわり。

レシピを教えてもらいました。




夜、歯磨き途中にお客様から「出てる!」の声。

急いで外に出てみると、しっかりオーロラが見えました。

※三脚なしで撮影したため、手振れしてます。




翌日は朝からみぞれ交じりの雨。

各地で避難勧告が出されるほど巨大な台風の影響のようです。

ロッジから望む山も一晩かけて真っ白に。





雨の中、ロッジ対岸の高台へ。







湖を回り込み上っていくと、植生が変わってきました。。

このあたりは地衣類が多いようです。




赤く色づいた地衣類。

きれいな空気と水がある場所でしか生息できません。




こちらは白い地衣類と紅葉したベリー。






ロッジ対岸の高台に着きました。

あいにくのお天気でMt.デナリは見えません。

天気が良いときの画像はこちら




ツンドラの紅葉。

手で押してみると、フワフワしていました。





マイクさんが動物を探してくれましたが、この日は残念ながら誰とも会えず。

雨が強くなってきたため、ハイキングはここまで。




夕食はマイクさんが川で釣ったソックアイ・サーモン。付合せはホクホクのジャガイモです。

肉厚なサーモンはシンプルな炭火焼が一番!

パムさんのお料理は本当に美味しいです。




カリブー・ロッジ最後の夜のデザートは、ロッジ周辺で摘んだブルーベリーをたっぷり使った手作りパイ。

アラスカの大自然の幸がパイは、絶品でした。


カリブー・ロッジ最後の朝食は、パンケーキ。

パムさんお手製のブルーベリーソースをかけて。

通常は14時頃にロッジを出発しますが、今回は嵐が来る前にタルキートナに戻ります。

お世話になったマイクさんとパムさんに別れを告げて、いざ街へ。




アラスカユーコントレイルでアンカレッジへ。

タルキートナの発着地はROADHOUSE前です。


※後日談・・・
アンカレッジ到着後に訪れた「やまや」で出会ったタルキートナの住人から聞いた話では、この日の午後、タルキートナを流れるスシトナ川が氾濫したため、避難勧告が発令されたそうです。

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