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スタッフ見聞録

2011.6/20-6/30☆
夏のはじめ、アイスランド半周

デティフォス方面経由アークレイリ

バスは11時発なので、レンタサイクルで湖畔を走ってみました。
レイキャフリーズから西回りに行きましたが、さほど広くない車道を車を気にしながら走るので、思ったより大変。
走ってみると路面はデコボコ、起伏もあり思うように進みません。
しっかり装備して、半日か一日かけて観光ストップをしながら周るのならよいでしょう。
基本的にはこういう風景。湖、溶岩、羊・・・。
今日も小雨モード。
SBA社のバンで出発。
昨日のおじいさんドライバーでした。
まずは火口の湖、ヴィーティでストップ。
パーキングの目の前なので停車は短く、5分か10分程度です。
時間があれば湖の周りを一周することもできます。
1時間もあればいけるでしょう。
但し雨の後などスリップしやすいので十分注意!と書いてあります。
滑ると途中でつかまるものがなく、湖へ突入してしまいます・・・。
向こう側に小さく人が写っていますね。
**レイルニュークルとヴィーティーをゆっくり楽しむ方法**
ここや昨日歩いたレイルニュークルのハイキングをするには、このバスを利用するしかありません。方法としては08:00発のクラフラ行バスに乗りクラフラの手前のパーキングで降ろしてもらい、レイキャフリーズを11:00発のバスがクラフラに来た時に再び乗る、というもの。3時間あればレイルニュークルをゆっくり見た後ヴィーティの周囲を歩いても余裕です。
次はデティフォス。
しばらくハイウエイを走った後、土埃舞う砂利道をゆっくり登って行きます。
デティフォスに至る道は右も左も荒涼とした、草の一本も生えない大地の真っ只中。道は広くなく、バスが夏しか通れないのも頷けます。ヨーロッパ最大の水量を誇る滝への期待が高まります。
デティフォスのパーキングにはトイレがあるだけ。
はて、滝はどこに・・・?
と、こんな所を15分くらい歩いて行きます。
**ランチについて**
このバスではゆっくりランチタイムがとれないしフーサヴィークまでジュース一本買う場所がないので、予め簡単なサンドイッチやドリンクを用意しておく必要があります。
各ストップでも食べる時間はなく、バスの車内で食べても問題ありませんが、なるべくシートや床にソースが付いたりすることのないような食べ物が望ましいです。
次第に轟音が近づいて・・・。
見えてきました。
水しぶきが見えるでしょうか。
さすがヨーロッパ一の滝、水しぶきが半端じゃありません。
横殴りの雨の中を歩くのと同じです。
雨具必携。足元も滑りやすいのでしっかりしたシューズも必携です。
今回はカメラを濡らさずに撮影する工夫が不十分でした・・・!
さて次はフリョウザクレッタル。
低木ですが風景の中に植物が増えてきました。
ここは玄武岩の奇岩がぽんぽんと誰かが置いたみたいにある場所です。
歩きやすいトレイルが整備されています。
氷河好き、滝好き、湖好き・・・と色々なタイプがあるようですが、岩好きの方にはたまらない場所。
ひとつひとつがフツーじゃないのです。
自然の造形とはオモシロイ。
入口にマップがあるのですがいまいちよく分かりません・・・。
適当に歩いて行って、ここが一番奥かな?という感じの所を折り返して、普通に歩いて一周しれくればちょうどバスの停車時間に少し余裕で間に合うくらいの感じです。
そしてアゥスビルギ。
緑が多い!
アイスランドに来てから今まで、こんなに沢山の緑に囲まれたことはなかったです。
木立の中を歩いていると、植物の力で一挙に満たされ、豊かな気分になりました。
そしてなんと歩きやすい道。
屏風のような岩、美しい水場。
何か意味ありげな場所に思えます。
木陰の中にはこんな植生も。
乾いた体が一挙に潤っていきます。
人間も自然の一部なんだと感じた瞬間。
小高い所から見渡す全体像は雄大でした。
伝説では、北欧神話の主神オーディンの馬が付けた足跡が渓谷になったそうです。
この辺り一帯が、神々の休息所であり地上の隠れ家だったのではないか・・などと想像してしまう風景。
インスパイアされる風景でした。
アゥスビルギを出てしばらくすると海に出ます。
海沿いに半島を周って、ホエールウォッチングの町フーサヴィークのN1で休憩。ツアーも終盤です。
やがてフィヨルドの海が現れ、バスをアークレイリへと導きます。
バスはまず空港に立ち寄ります。
空港ビルの出入り口。
レイキャヴィークから着いた人は、こんな風にすぐバスに乗り換えられるようになっています。
空港から市内へは橋を渡ってわずか3km。
アークレイリのバスターミナルに到着です。
正面から。
右側はウォーターフロント。
左の道を行くと町の中心です。
バスターミナル正面から後ろを振り返ると、ホテル・アークレイリ。
こじんまりしたスタンダードホテルです。
ホテル・アークレイリから見たバス・ターミナル。
今回泊まるのは最も中心にある町の顔、ホテル・ケア。
すぐ横に町のシンボルである大聖堂への階段があります。
ここは今回で一番いいホテルです(4スター)。
シングルということもあり、広くはないですが高級感のある部屋。
コーヒーセットはもちろん、ミニバーもあります。
ネット環境もバッチリでした。
一休みして、町の散策に出ました。
アークレイリは北極圏直下なのでこの時期は日が沈みません。
ホテルの向かいにあるこのお店はツーリストに大変便利。
本屋さんかと思いきや、パニーニなどがあるカフェがあり、奥へ入って行くと品揃えのよいお土産屋さんになっているのです。
夏は毎日夜10時まで開いているのも素晴らしい。
メインストリート。
車も少し通りますが基本的には静かな通り。
レストランやお土産店も数件あります。
まずはホテルから海の方へ向かってみました。
天気もよくなってきました。
バスターミナルを通り過ぎると、住宅街。
この町は海に向かって坂になっているので、適当に坂を登ってみます。
素敵な家ですねえ。ロケーションも最高。
レースフラワーの群生。
坂を登ると、植物園の東門がありました。
「アイスランドの植物」コーナーでは、ホプンや溶岩台地で唯一生えていた灌木が植えてありました。
温室やコテージの前は、色々な種類の草花が所狭しと植えられていました。
一種類一株くらいで、場所的にもケアしやすいので試験的に育てているのかな。
なんと、青いケシ発見。
青いケシにも種類がありますが、これはヒマラヤ原産のメコノプシス・グランディス。
比較的育てやすい園芸向けの品種で、背丈も30cmくらいあります。
ここが正面入り口です。
なかなか散歩にはいい、憩いの場所だと思います。
植物園の目の前は、近代的なホテル。
ホテル・エッダ。黄色のノボリが妙に積極的なのですが・・・。
ここは本来は学生寮で、夏の間だけホテルとして営業しているのです。
部屋はきれいで広くて快適です。
エッダの前から海の方へ下って行きます。
この辺りは少し町はずれの住宅地で、プールへ通う子供や犬と散歩する人など、住民の日常を垣間見ながら楽しい散歩となりました。
教会が見えて来ました。
きれいな町ですね。海がちらりと見えて坂が多いのはレイキャヴィークと同じですが、よりこじんまりして車がずっと少なくて。
あと、写真には写っていませんが、雪を被った山もきれいなのです。
美しい自然と調和している感じがとても素敵です。
教会の前まで来ました。
ここからの眺めも素敵です。
正面がホテル・ケアです。
階段の途中にはベンチや散歩道が。
小道を歩いて行くと、バスターミナルの近くに降りる階段があります。
左の赤い屋根がバスターミナルです。
日が差すと全く風景が変わりますね・・。
寝る時間になっても明るいので、この日はカーテンを閉めて部屋を暗くして寝ました。

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